昔話

昔、今頃の季節になると子供達と、よくお台場にハゼ釣りに行った。
可成り釣れて、ハゼの天ぷらをよく食べた。妻は我々が釣りに出かけると
余計な仕事が増えるので嫌っていた。下の子に三枚に開く方法を
妻が教えたら上手になって彼の得意な仕事になった。上の子は
食べる方専門だった。ハゼに混じってたまに釣れるセイゴの塩焼きが
彼の好物だった。
ある年の暮れ、もう釣れないわよと言われながら寒中釣りに行った。
1匹だけ釣れたが結構大きなハゼで、釣れた証拠に持ち帰った。
1匹なので食べる訳にもいかずベランダのバケツの中に生かしておいた。
これが年が明けても死ぬ事もなく元気だった。見かねて1月２日にお台場まで
ドライブして子供達とリリースしてきた。

ハゼの写真をみたら昔を思い出した。

休日

世の中、5連休、我が家は4連休。何処かにいく訳でもなくごろごろ。
昔、よく2本立て、3本立ての映画館に行ったみたいに映画を見て
過ごす。ジョン・ウェン、ゲーリー・クーパー、ランドルフ・スコット、
ちょうど西部劇特集やっていて昔懐かしい映画をやっていた。猫も
寄ってきてごろごろだらだら。でもこれって結構疲れるのです。

庭掃除

夏の間、暑さと蚊に刺されるのが嫌で仕事場の庭を掃除しなかった。
結果、落ち葉と雑草と鉢植えの観葉植物はのび放題。今日は涼しかった
ので庭掃除を始めた。でもやはり蚊は出て来る。虫除けを手足顔にも
吹き付けてガード。いつの間にか庭の一画に増えたドクダミ草を抜く。
独特のあの匂い。雑草を取り、のび過ぎたツタや観葉植物を切り整え
たまった落ち葉を掃き掃除。腰が痛くなる。まだまだ若いと思っていたが
やはり高齢者の仲間。この間のボーリングでも思い知らされたがこの
庭掃除でも再確認。
落ち葉を掃除していたらこんなものが落ちていた。この狭い庭からも
セミが育って行ったんだとちょっと感動。隣の家の風鈴がうら寂しげに
チリリンと鳴った。

危機一髪

土曜の夜、居間に入ろうとしたらniniが妻の部屋の机の上に座って
見上げていた。薬が効いて大分元気になったのかしらと思いながら
その事を妻に伝えた。見に行って帰って来た妻が
「ベッドの上で寝てたわよ」
しばらくお茶飲んだりしてて、妻が
「カラがいない。あ、あ、」
妻の部屋に飛んで行った妻がカラを捕まえて来た。
「エアコンの上にとまってたわ。niniはそれを見てたのよ。
　うっかりドアを閉めるのを忘れてた」
おい、おい、何かあったら泣くぞ。

肝機能障害

あまりniniがだるそうにしているので土曜日、妻がniniを病院に
連れて行った。昼前，妻から検査結果をファックスで送って来た。
肝機能が悪くなっていた。AST,ALT（昔のGOT,GPT)が正常の10倍
ぐらい。取りあえず肝庇護剤を続ける事となった。せっかく体調
良くなってたのに。

ボーリング

「ボーリングはもう2～30年やってない」と言ったら
「じゃあ、一度やりましょうよ」と誘われた。
私の若い頃はボーリングブームで、私も結構凝っていた。
一番乗っていた頃はアベ170前後で調子がいいと200以上
のスコアだった。調子が悪くっても150以上は行っていた。
内心、今の若い連中に負けるもんかと思っていた。

球を選ぶのに昔は14,5ポンドを使っていたがまあ歳だしと
13ポンドの球を選んだ。第1投、足が引っ掛かって左端の
1本だけ倒れた。2投目，真ん中に行って8本倒れたが
足がもつれて前に手をつきファール。2回目ガーター連続で
ここまで1点。その後もストライクはおろかスペアも取れず
やっと8,9回にスペア。結果は79点。え？え？100点行かないのー。
うっそー。老いを自覚して球も12ポンドに変更。2ゲーム目は
132点。3ゲーム目は126点。ピンがよく見えないし足はもつれるし
昔だったら簡単に取れたスペアが殆ど取れない。老いを感じ愕然。
しかしゲームの後のビールは美味しかった。

でもこのまま老いを認めるのはしゃくだ。今日の筋肉痛が治まったら
来月からはお絵描き教室に行かなくなるしボーリングに再復帰するか。

そんなに嫌？

補液の時間帯になるとniniは危険を感じて隠れるようになった。
結局見つかって、補液されることになるのだが昨日は終わった後が
様子が変だった。いつもだとさっと我々から逃げ出すのだが、妻の
膝に顔を埋めたまま動こうとしない。
「そんなに嫌だったの？そう？じゃあ、あしたは休みましょうか」
「そうだな、一日ぐらいしなくて大丈夫だろ」
途端にぱっと逃げた。