ついこの間までは缶ビール飲んだ後、空き缶を潰して
べこべこ言わせるとmimiがうるさいと言わんばかりに
「ビビビ」と警戒音を上げていた。今は反応がない。
新しいブラシで子猫を描いてみた。何ブラシだったか
忘れた。
ついこの間までは缶ビール飲んだ後、空き缶を潰して
べこべこ言わせるとmimiがうるさいと言わんばかりに
「ビビビ」と警戒音を上げていた。今は反応がない。
新しいブラシで子猫を描いてみた。何ブラシだったか
忘れた。
Painter2022には多くのブラシが入っていてそれを使いこなすのは大変だが
それを探し出して使ってみるのは楽しい。子供が新しい玩具箱からいろいろな
おもちゃを探し出すようなもの。最近使い出したこのブラシは結構面白い。
今朝妻が起こしに来た。
「mimiが亡くなってる」「えっ」
鳥籠の中でうつ伏せに倒れていた。
「昨日夜寝る時はどうだった?」「普段とおんなじ」
私なりに考えると、私の昼食時、お相伴の素麺も普通に食べていた。
強いて挙げると珍しくふくら雀風にふっくらしていた。
今日はひんやりするからかな、とあまり気にも留めなかった。
それがこの急逝。享年5歳といえば我が家では若い方か。
「ちっちゃい子は亡くなる時いつも急。でも長患いしないという意味では羨ましいわ。後でお花買ってくる」
「今日は午前中いい天気みたいだから午前中に埋葬しよう」
いつもは花に囲まれて一晩過ごすのだが明日も雨模様だったので雨の中の埋葬は避けた。
今までの子が埋葬されている仕事場の庭に埋葬。
落ち葉でいっぱいの庭を見て妻が掃除を始めた。
「思い立ったが吉日、kikiも埋葬しよう」
三年前、私が退院したのを見届けるようにその2ヶ月後に21歳で亡くなったkikiは
遺骨になってからずっとアトリエ兼猫部屋に祀られていた。
「骨になるとこんななのね」
呟きながらmimiの横に埋葬した。
いろんな生き物で賑やかだった我が家も残すはニャガラだけとなった。
この子も我が家に来てから11年、推定12,3歳。めっきり老いを感じるようになった。
おい、お互いもう少し健康でいような。
この間、頂いていた団体展の招待はがきに誘われて国立新美術館まで
出かけた。何せ約3年ぶりの電車。私の不安を見透かすように妻が
「私も付いて行ってあげる」
電車はお昼前だというのに結構混んでいた。渋谷に着いた時かなり
乗客が下車して席が空いた。後一駅だから以前は立ったままでいたが
すぐ座った。表参道で乗り換え乃木坂で下車。やっと、国立新美術館に
たどり着く。目的のMさんの絵を見た頃は足ガクガク。休憩所を見つけて
一休み。後、休み休み会場を一回り。歩きっぷりを見ていた妻が
「帰りはタクシーの方が良さそうね」
帰途、タクシーの窓から見た3年ぶりの渋谷は大変貌を遂げていた。
この間からどういう訳か昔の西部劇を録画して見ている。
この間はマリリン・モンローの「帰らざる河」男優は
え〜と、ロバート・ミッチャムだった。
ノーリタン、ノーリタン♪ 音楽も薄ら覚えではあるが
聞き覚えがある。昨日は「折れた矢」ジェームズ・スチュアート
主演。1950年作品。お〜お〜、73年前の映画だ。昔々。
ゲーリー・クーパー、ジョン・ウェイン、ヘンリー・フォンダ...。
この頃の俳優の名前は思い出せる。今の俳優の名前はいつまで
経っても覚えられない。1、2時間すると忘れてしまう。記憶力は
あっても記銘力は無くなっている。軽度認知障害だな。
「鍵」と言っても谷崎潤一郎の「鍵」の話ではない。仕事場の鍵の話。
一週間くらい前から仕事場の鍵がうまく開かなくなった。すんなり
開く時もあれば、なかなか開かない時もある。もちろん閉める時も同じ。
玄関で鍵をガチャガチャやっていると通りがかりの人が胡散臭そうな顔をする。
最終的には何とか開くのだがほんとに開かなくなったら大変、鍵の110番にでも
電話しなくてはならない。妻に話をすると「換えればいいじゃない」
速攻即決。ネットで調べたが結局マンションの管理人さんから教わった
鍵屋さんに電話。割と早く来てくれてあっという間に交換してくれた。
鍵の修理というのが頭にあって今まで使っている鍵を用意していたら
「何考えているの、馬鹿じゃない」と妻に呆れ果てた顔をされた。
修理代ではない、交換代は22000円掛かったが、以後鍵の開け閉めが
心地よくスムーズになった。
発見後5日目の朝からガマガエルは姿を消した。
居そうな所を隈無く探したが見つからなかった。その日のお昼、お茶を飲みながら
「どこ行ったんだろね」
「元気でいるといいわ、でも居なくなってちょっとホッとした所がある」
確かに関わりを持つと、冷え込んだ夜はどうしているかと心配になる。
ま、でも、これで良かった。