ニャガラが動物病院から帰った後食事の量が増えた。
猫缶を半分くらい残していたのが
「完食」「食べ終わってもまだ足りなさそう」
2,3日それが続いて
「オムツ外せそう。とにかく元気」
外した後も猫トイレで大も小も済まして猫ハウスでの失禁もない。
「足取りも軽やかよ。爪で床歩くときシャカシャカいってたのが
無くなった。具合良いみたいよ」
階段を登って行く私を軽やかに追い越して行った。具合の悪い時は
2階に上がって来る事もなく、もしかしたら今年いっぱいなどと
覚悟していたところもあった。これがこの変貌ぶり。よっぽど
爪の具合が悪かったのだろう。ごめん、気がつかなくて悪かった。
「あなた、最近反応が鈍い。も少ししゃきっとしなさい。しゃきっと」
確かにボーッとテレビ見てることが多い。妻との会話も「ああ、うん、そ〜」
妻が不満に感じるのももっともだ。少し意識しよう」
「わ、今日は鍋か。わ、美味しそう。きりたんぽ鍋、
俺これ好きなんだあ」
「うん、美味い、食べ過ぎそう!」
お風呂が沸きましたの知らせに、笑顔で
「お先、お風呂行って来ま〜す。」
「今日の入浴剤、白骨温泉の素だったね。
温まったあ。ありがとう」
「お風呂上がりのビールは格別、美味いね〜」
「鎌倉殿の13人」を見ながら、「段々話が込み入って来たわね」と妻。
「13人て誰と誰?分からなくなった。」
「なんか暗殺話ばっかり」
一応反応してみる。
「字幕入れてないと分からない」
最近、難聴気味である。妻の話を聞き直すことが多い。
ニュース番組を見て少し眠くなった。
「下でテレビ見る。おやすみなさい」
ちょっと疲れた。
自分でも小さい字が見辛くなって来たのでこのブログの字体を少し大きくしました。
昔、niniやkikiの爪切りは私の仕事で時々伸びた頃切っていた。
ところがニャガラの爪切りは引っ掻かれそうで怖くて出来なかった。
妻に一番懐いてたから妻なら切れるかと思ったが「私、無理」
そんな訳で伸びっぱなし。爪研ぎで自分で研いではいたが一本だけ
伸び伸びになってひどい巻き爪状態になっていた。昔診て頂いてた
獣医の先生が閉院なさってニャガラの爪は放置されていた。そこに
勤めていらした先生が別の動物病院に勤務なさっていたのは知って
いたが歩いて連れて行ける距離ではない。私が車運転すればいいのだが
免許は自主返納してそれは出来ない。とうとう妻が
「ニャガラお襁褓はしてるけど食欲もあって元気、私がタクシーで連れて行く」
それで今朝タクシーで出かけて行った。
「タクシーの中では泣きっぱなし」
「今着いた、3匹待ちの順番」
「待っているの、格好いい犬ばかり。皆おとなしくしている」
その都度Lineでメールして来る。
「爪は全部切って貰って、折角連れてきたんだから検査も受けてくる」
下手すれば一泊入院になるかと危惧していたがホッとした。
「検査ではそんな問題ないって。ただタクシーが手配出来ない」
「駅までバスで行ってそこでタクシー見つける」
「タクシーつかまった。これから帰る」
無事到着。めでたしめでたし。ニャガラ憮然とした顔をしていた。
二人ともお疲れ様。全然役に立たない私でした。