二刀流 (羽生結弦と大谷翔平)

大谷翔平のMLBの試合の感想

どうしてこのような記事が出てきたのか?

2023-05-26 | エンゼルス
 まず最初に記事が出タイミングは、エンゼルスは過去4先発中、3試合でQSが実現できた後のタイミングです。かつ、試合のないホームでの完全休養日。

 ポイントを整理すると、

・エンゼルスは(以前記事を書いたように)、大谷との再契約はないと考えている。(ミナシアンGMは無能だが、馬鹿ではない)

・エンゼルスが大谷と再契約するには、大谷が怪我をして長期離脱した上で、FAの価値を損なわせなければいけない。それしか、再契約の可能性はない。

・エンゼルスは2023年、ポストシーズンに進出する可能性はあるが、そこを勝ち抜くチーム力はない。(客観的に「5割前後のチーム」)

・大谷の「勝ちたい」という純粋な気持ちを悪用して、エンゼルスが契約最終年に「中4日」で酷使するのは、たとえ本人が壊れたとしても、好都合だ。
 (エンゼルスは本来ならば得られない莫大な利益を、大谷や日本から手に入れてきた)

 こうした邪悪な意図が透けて見えて、私はエンゼルスという球団が大嫌いです。

 まず、該当の記事内容に反論すると、

・現状、「中5日」でも、大谷選手は毎日DHとして休まず試合に出場しており、傍から見ていてもコンディションは常に悪い。
 登板翌日ですら、本人が出場可能という連絡に乗じて、球団として休ませようとすらしていない。(酷使している)
 (昨季、大谷選手に問題があったとき、監督は「彼から報告がなかった。」「私は知らなかった」「(登板させて失敗したのは) 私の責任ではない」という趣旨の無責任な発言をしていたと思います。“無能の極み”)
 ネビン(52)はMLBでの監督経験が初めてで、昨季、前監督のマドン(69)が14連敗の責任を取らされて、昇格しただけの男です。
今オフ解任されなかったのも、オーナーの球団売却が遅れた上に取りやめたため、命拾いしただけです。
新オーナーならば、組織の抜本的改革で、暫定監督のネビンは真っ先に解任されていたでしょう。

・野球はシーズン日程が162試合もの長期にわたり、偶発的な怪我も多いスポーツです。
 打者ならば、DHでも死球、自打球、走塁、帰塁、スライディング、怪我をするリスクはそこかしこにあります。
 現在、大谷選手が「二刀流」で大きな怪我をしていないのは、奇跡的なことです。(既に今季これまで多くの著名選手が途中離脱しています。)

・現行ルールでの「二刀流(TWP)」は、「MVP」や「サイ・ヤング」などの賞レースで、専任選手に比べて、累積的な成績で明らかに不利です。(WARの算出方法にも問題が)
 大谷選手が両方を追い求めれば、追い求めるほど、球団側から都合のよい “酷使されやすい” 状況になってしまう。

・エンゼルスは、今季後半に「中4日」に移行させるまでに、既にポストシーズン争いから脱落している可能性がある。
 少なくとも6月末までに明確なコンテンダーと広く認識されなければいけない。
 通常のシーズンならば、早々に脱落して、7月末のトレード期限に「大谷を出すのか、出さないのか」という話題になっていたはずです。
 従って、ポストシーズン争いに脱落した、シーズン後半から先発陣を「中4日」で回すのは、本来、無意味なことなんです。

  では、なぜそうする必要があるのか? 
 それは大谷選手がFAでエンゼルスを出ていき、残った選手で従来の先発5人制「中4日」ローテーションを来季以降、実行しないといけないからです。
 FAで出ていくTWPの大谷に「中4日」先発をさせるのは無意味であり、チーム事情から他の先発投手に今季から慣れさせおきたいというのが本音でしょう。

  でも、日本人の方なら、お笑いですよね?!

  現状、エンゼルスの(大谷以外の)先発陣は「中5日」ですら結果を残していないのに(QS率が低い)、より厳しい間隔の「中4日」で好結果が期待できると考えているとは・・・・ね。
 これは、大谷選手が4月にほとんど休まず、チームのために「TWP」資格を取得し、身体に優しい「先発6人制」を採っているにも関わらず、です。
 先発6人制は、「大物FA投手がLAAに来ない」などと批判されることもありますが、
手術明けの先発投手、怪我歴のある投手、高齢のベテラン投手、経験の少ない若手投手には、はっきりとしたメリットがあります。

・エンゼルスは第6先発が相対的に弱い。(José Suarez [25-143d] 6GS、Jaime Barria [26-312d] 1GS、Chase Silseth [23-008d] 1GS)

・TWPを抱えたまま、先発を「中4日」登板で回すと、第6先発が不要になるので、先発枠から「1枠」減らして、脆弱なエンゼルスのブルペンに割り振れる。
 (これは他チームに比べて、大きなアドバンテージです。シーズン後半、ブルペンの酷使を避け、マイナー上がりの新人を試しやすい状況に) 

  これが主目的です。犠牲になるのは、FAで出ていく大谷翔平 [28-325d]、ただ1人です。
 「中4日」で回れば、DHとしての出場を制限しないと、投手としての成績は下がるのは確実でしょう。
 いずれにせよ、打者としての累積的な成績が下がるか、投手としての成績が下がるか、あるいは両方か。。。
 シーズン終了すれば、WBCを経たその肉体はボロボロになっているはずです。(巨額のFA契約後、移籍先の新チームで、怪我で長期離脱するのは避けたい)
 
  エンゼルスは大谷が怪我をして、シーズン終了しても、全く問題ありません。FAで出ていくのが早くなったようなものです。
 経済的には痛いですが、それまで、大谷から搾り取るだけ搾り取る、というスタンスなんです。いや、だって、どうせ出ていくんだから。

  もし、ポストシーズンの可能性がないにも関わらず、エンゼルスが「中4日」を強要するならば、メディアを巻き込んで論陣を張ればいい。
 「Orange County Register」はLAA寄りで、球団ベッタリなので、LA Timesの記者に書いてもらえばいい。(LADの為に喜々として書くでしょう)
 あるいは、当初契約とは違う、そんな条項は入っていなかった、契約最終年にリスクを犯したくない、とSNSで主張すればいい。

  もっといえば、トレード期限前にメディアに移籍希望を公表して球団を離れたらいい。(たとえその後、球団側が移籍させず、冷遇されようとも)
 エンゼルス以外のすべての人は大谷翔平の味方です。(ファン、FAで移籍する候補球団、MLB機構、現地メディア、日本メディア他) 
 いやぁ、Mike Trout [31-292d] という先例があるのでね。。

  いや、本当に、怪我をしたらそこで終わりなんですよ! 
 本当にエンゼルスという組織は最悪なんです。これほど大谷翔平を搾取する球団はないでしょう。後にも先にも。
 (NYMの千賀投手の扱いを見てください。あるいは低迷しているOAKの藤浪投手の扱いも)
 FA移籍する場合、大谷の方が強い立場なので、いくらでも有利な契約内容を結べます。(もちろん柔軟なフレンドリー契約も可能)
 
  FAで獲得を検討している球団は、大谷選手が今季どのような成績を残すかというよりも、
 大きな怪我をせず(潜在的なリスクを負わず)、コンディション良好なまま、シーズンを終えてほしいと心から願っているはずです。
 所属しているエンゼルス球団よりもね。・・・全く皮肉なことです。

エンゼルスのRedditにおける記事に対する反応
https://www.reddit.com/r/angelsbaseball/comments/13rq82o/angels_pondering_creative_ways_to_use_rotation/

 いやあ、全く現地のエンゼルスファンはクソですね。現時点でも将来に渡っても、大谷翔平にふさわしい球団ではありません。
現実的には、チームから「中4日」の提案があっても、本人の意志に関わらず、契約選手の利益を守ることを最大限優先する代理人が強硬に反対するでしょう。

エンゼルスが大谷に「中4日」を強要しようと思案中

2023-05-26 | エンゼルス
23/05/26(金) 00:00 Orange County Register Jeff Fletcher  エンゼルス、大谷翔平を中心としたローテーションの「創造的」な使い方を思案中。 
https://www.ocregister.com/2023/05/25/angels-pondering-creative-ways-to-use-rotation-around-shohei-ohtani/  
従来の先発投手を通常の4日間の休養に切り替えても、大谷を中心に活動させることもできるし、大谷も従来のスケジュールで登板させることもできるだろう

【DeepLによる自動翻訳】
> アナハイム ― 投手ローテーションは、単純な...ローテーションであるべきだ。5人の先発投手を使い、それぞれを5試合ごと[中4日]に起用する。エンゼルスにとって、それは単純なことではない。
  大谷翔平が、投手が通常7日に1回働く[中6日] 日本から二刀流の才能を持ち込んで以来、エンゼルスは大谷をローテーションに組み込むために、いくつかの異なる方法を試してきた。

  当初は6人ローテーションで、各投手が6試合に1度ずつ登板していました。2023年はそれを変更して、大谷を6日[中5日]おきに登板させ、他の投手は大谷の周りで仕事をするようにした。
 そして、オフが多くなるシーズン後半には、さらに過激な方法を検討することになった。

  ゼネラルマネージャーのペリー・ミナシアンは、大谷以外の先発投手を、少なくとも時々は従来の4日間の休養日に登板させること[中4日]ができるだろうと語った。そうすれば、6人目の先発投手の必要性は劇的に減少する。

 「オフの日になれば、誰が一番いい投球をするかということになる」とミナシアンは言う。
 「我々は創造的になることができます。...我々はそこに到達しなければならない。健康でいなければならない。しかし、今やっていることは、この先どうするかという根拠にはならない」。

  ミナシアンGMは、大谷を4日間の休養[中4日]で登板させることもあり得ると語った。

 ミナシアンは、「私はそれを受け入れている。彼もそうだと思う。今はまだできない。でも、8月、9月になれば、彼ならやってくれると思う。あいつは勝ちたいんだ。

  大谷は、4月の特別な状況を除けば、メジャーリーグで登板間隔が5日未満になったことはない。雨で31球に短縮されたため、3日間の休養で復帰して登板した。
  ミナシアンGMは、大谷を4日間の休養で起用する話も受け入れるとしながらも、その答えはわからないという。

 「もし彼が 6日目[中5日] ではなく 5日目[中4日] に投げるなら、それはどれほどの劇的な変化なのだろうか?」 とミナシアンは言った。
 「私にはわかりません。一度やってうまくいかなくて、もうやらないかもしれない。ロードマップがないのですから。あるいは、まったくやらないかもしれない。」

 しかし、他のみんなにはロードマップがある。

  伝統的な先発投手は、過去50年のほとんどで4日間の休養をとって仕事をしてきたので、エンゼルスが投手だけの先発投手でそれを行うことは、それほど飛躍的なことではないはずだ。
  タイラー・アンダーソン、パトリック・サンドバル、リード・デトマーズ、グリフィン・カニングの4人が、喜んでやると言っている。
  エンゼルスが先発投手全員を大谷と同じスケジュールで投げさせる必要があるというのは誤解で、すでにそうなっていないからだ。

  今週末のエンゼルスのマイアミ・マーリンズとのシリーズ前のオフ日は、大谷が通常の日のままであるためのラインを飛び越えていることを意味します。
 先週末、エンゼルスはデトマーズ、サンドバル、大谷の3人を起用した。今週末は、デトマーズ、大谷、サンドバルの3人だ。

  もしエンゼルスが大谷を5日間の休養で使い、デトマーズ、サンドバル、アンダーソン、カニングを4日間の休養で使いたかったら、同じようなシャッフルでそれを行うことができるだろう。
 先発投手は4日休養と5日休養の間を頻繁に行き来することになるが、それはスケジュールに基づいてどのチームでも今起きていることである。
  エンゼルスにはまだ6人目の先発投手が必要だが、その投手は登板頻度を大幅に減らし、常に大谷の前日に登板することになる。
 エンゼルスは、月曜日のボストン・レッドソックス戦でハイメ・バリアを起用したが、カニング、アンダーソン、デトマースを、それぞれ4日間の休養でボストン戦に登板させることもできただろう。
  もちろん、エンゼルスの5人の先発投手の中で、メジャーで伝統的な4日間の休養日に投げる経験があるのは、アンダーソンだけだ。
サンドバルとカニングはそれぞれ、少なくとも2年前にほんの一握りずつやっただけだ。
 二人とも、それが何か違うように感じたかどうかさえ覚えていない。デトマーズは、プロとして一度もやったことがない。
  エンゼルスは2023年、球界で唯一、投手が前回の登板から4日間の休養をとってから登板していないチームだ。彼らは2022年に一度もそれをしなかった。
 エンゼルスは、トレンドとなったものの最も極端な例だ。

  5年前、メジャーリーグの全試合の40%が4日間の休養で投手が先発し、37%が5日間の休養で先発した。2023年は4日間が30%、5日間が43%しかない。その他の試合は6日以上です。
  5日間の休養で投げる先発投手は、過去4年間それぞれ4日間の休養で投げる投手よりERAがわずかに優れていた。また、休養日を増やすことで、投手がより強く、よりフレッシュでいられるという考え方もある。

  ミナシアンGMは、「私は、投手たちがあちこちで休養日を増やすことに賛成です」と言う。「損はしない」と。
  エンゼルスのビリー・エプラー前GM[現NYM GM]が6人制のローテーションを決めたとき、彼は大谷だけでなく、すべての投手の怪我防止が重要な考慮事項であると言った。しかし、1日の延長が怪我の確率を下げるという証拠はない。
 それでも、他のチームも1日延長のメリットを信じているとアンダーソン投手は言う。

 「ここ数年、私が在籍したチームは5人制を敷いていたが、オフのために6日目に投げることになった」とアンダーソン投手は言う。
「もし、20連戦で各人が4回登板するようなことがあれば、スポットで先発を投入するだろう。」

  アンダーソン投手は、休養日4日と5日の差は、休養日なしでの登板が連続して積み重なるまでは、感じないと言っています。
  エンゼルスのマット・ワイズ投手コーチは、5日間の休養で投手たちが「回復、どれだけのトレーニングができるか、いつ脇腹を投げるかに慣れてきた」とし、「先発陣からは概ねポジティブなフィードバックがあった」と話した。
 しかし、エンゼルスは将来的にそれほど自由度が高くはないかもしれない。

  メジャーリーグのルールでは、チームの投手数は13人に制限されており、一般的には先発5人、リリーフ8人ということになる。
 大谷は二刀流の選手なので、この制限にカウントされない。エンゼルスは、先発投手を増やしても、対戦相手と同じ8人制のブルペンを持つことができる。
  もし、シーズン終了後にフリーエージェントとなる大谷がいなければ、6人目の先発を使えば、リリーフは7人となり、対戦相手の多くに1人足りないことになる。
  だからミナシアンは、大谷がいない場合の投手陣の希望は、伝統的な5人制ローテーションだという。
 「私は彼がここにいることを望んでいる」とMinasianは言った。「我々はそれに対処する必要がないように。」