二刀流 (羽生結弦と大谷翔平)

大谷翔平のMLBの試合の感想

エンゼルス打撃陣

2023-05-30 | 試合の感想
エンゼルス打撃陣 OPS評価順 過去7試合 [23/05/29(月) 終了時点]

Hot [AVG、OBP、SLG、OPS 評価]
A  Drury [.360 .448 .760 1.208]、Thaiss [.368 .429 .737 1.166]、Urshela [.364 .400 .682 1.082]、Neto [.278 .417 .556 .973]、Trout [.296 .387 .556 .943] 素晴らしい
B
C
D  Moniak .[200 .200 .520 .720] 
E
F  Walsh [.100 .471 .100 .571] 悪い
G  Ward [.095 .130 .143 .273]、Rengifo [.111 .158 .167 .325]、Renfroe [.115 .179 .192 .371]、大谷 [.111 .200 .222 .422 ]、Wallach [.182 .357 .182 .539] 非常に悪い
Cold

 Homeで5割の成績のMIAにスウィープされた後の、移動後のAway CHW戦の第1戦で大谷翔平を休ませるべきでした。
このチーム、組織の無能さには呆れ果てますね。案の定、この試合の初打席の初球で右脛に死球を受けてしまいました。
 驚くことに、ネビンはその場で退場させず、そのままランナーとして残らせたことですね。出場させ続けるのは、拷問と言っていいのではないでしょうか。
明日の試合と半日後のデーゲームの両試合は、実はチームで一番相手投手と相性がいいので、困ったことになりました。

Lucas Giolito (R) 28-320d 198/111 11GS 3-4 63.1回 3.98ERA .250AVG 1.263WHIP 1.2bWAR(team 2位) 110ERA+
相性良い:大谷 .300 6/20 [2HR★★ 3打点]

Lance Lynn (R) 36-018d 196/122 11GS 4-5 63.1回 5.83ERA .269AVG 1.453WHIP -0.4bWAR 75ERA+
相性良い:大谷 .444 8/18 [1HR★ 1打点]

 個人的な実感としては、Away HOU戦の次回登板までに休養日を設けないと、投手大谷が打ち込まれる可能性が高まるでしょう。(打撃で貢献できていないので、その分、投球で力んでしまう)
今日の試合も、度重なる疲労で完全にボール/ストライクの見極めが出来ておらず、内容は不振を極めています。(少し前までbWARを確認すると2.9あったはずが、現在2.6まで下がっています)
明日の朝起きた際の痛みで、欠場を判断すればいいと思いますが、このままだと、大谷はシーズン終了を待たずに壊れてしまうでしょう。
仮に壊れなくても、成績が低迷し、FAとして満額が出てこない可能性がありますね。今は日本のファンとしては苦行どころか、拷問ですね。

 実は大谷が休めなくなったのは、Moniak(左)が台頭して、Ward(右)とレギュラーが交代したのも影響しています。
大谷が休養すれば、DHスポットが空く。この場合、半休できるのは、高給取りで故障歴のあるCF:Troutか、3B:Rendonです。
ところが、現在、Rendonが鼠径部の故障でIL入っており、代わりの候補は、大谷と出場試合数が同じのRF:Renfroeになります。
つまり、DHスポットがなくても、外野を全て守れるMoniakと交代させることで、不振のWardに出場機会を与えられ、TroutやRenfroeに適度に休みを与えられるんですね。
もちろん、Moniakは左投手の対戦経験が1打席しかないわけですが、メジャーでやっていくには、避けては通れない道です。

 現在、Moniakは出場試合数が増えるにつれ、打撃成績が下降してきています。
対戦データが増えるにつれ、四球率 2.2% が低く、三振率が 35.6% 高く、彼を1番に起用するデメリットが明確になってきています。
三振率が高いということは、三振を避けるためには、2ストライクに追い込まれるまでにバットを振らなければいけない、
結果、早打ちだったのがキャリア以上の早打ちになっています。

 P/PA   2023   通算  四球率  三振率 
Nootbaar  4.125  4.000  15.8%  20.7%
Moniak   3.600  3.698  2.2%   35.6%  
Ward    4.312  3.972  8.6%  22.4%
Neto    3.869   〃   4.6%  18.3%
MLB平均            8.8%  22.9%
Trout    4.215  4.253  10.5%  27.2%
大谷     3.940  3.966  9.8%  22.6%

 大谷を休養させた場合、DHを誰にするかは柔軟性をもたせられますが、控えの誰が追加でスタメンに入るかは、
外野手(Trout、Renfroe DH)の場合、Ward(右) [.095 .130 .143 .273] になり、
内野手(Drury、Urshela DH)の場合、Rengifo(#) [.111 .158 .167 .325] になるでしょう。

 お気づきのように、この二人は現在、控えながら、スタメン出場を続ける大谷選手以上の極度の不振です。
この二人をスタメンで出すくらいなら、疲労による打撃不振の大谷の方がマシだというのが、エンゼルスの判断なのです。
本当に腹立たしい。「大谷翔平、今季初死球で悶絶もエ軍指揮官「大丈夫だ」 直撃即絶叫も無事を強調」 https://full-count.jp/2023/05/30/post1386909/

 エンゼルスが大谷選手に休養を与えない以上、大谷選手にこれ以上出来ることはありません。