今日の大谷選手の打撃内容はかなり深刻な状態です。(打つべき球を見逃し、打つべきではない球を振りに行く。直球に振り遅れる)
19(月) Away A'S戦(カリフォルニア州オークランド) 先発登板 96球
20(火) Away A'S戦(カリフォルニア州オークランド) 先発登板翌日 DH強行出場 3打数無安打 3三振 1四球
21(水) Away先で一日休日
22(木) Away Twins戦(ミネソタ州ミネアポリス) DH出場 4打数無安打 3三振
AngelsのRedditでは、スランプだの、HRダービーでメカニックがどうのなど、彼の能力や実績を無視した無責任な批判がなされていますが、本当にエンゼルスファン(他球団のファンが含まれる)にはムカつきますね。
明らかにマドン無能監督による酷使が原因です。「中二日」では先発登板の疲れは取れません。しかも、先発翌日に強行出場させているんですから。
前半戦の「先発登板 前日DH出場―先発登板(大半が二刀流)―先発登板 翌日出場」という起用方針は、早晩破綻することが日本人の皆さんなら分かっていたことでしょう。
あまりにも無理がありすぎますからね。
このツインズとのシリーズの先発陣の登板順では、最終第四戦に大谷選手は先発登板予定[その場合、中5日]であり、DHでの打席は、本来よりも力をセーブしたものになるしかありません。
実は、同じくAL戦に出場した(HRDには出場していない) Jared Walsh選手 (27歳/1B) も酷使により、長期的な不振(*)に陥っており、
彼の守備負担を軽くするためにも、本来ならば、大谷をDHから外して休ませ、Walsh選手にDHで休養を与えるのがベストな選択肢だったはずです。
しかし、今日、Justin Upton (33歳/LF) が長期の欠場から戦列復帰しており、Walsh選手にDH休養させるのが今後さらに難しくなっきます。
マドン無能監督は、チームの主力選手で成績を残している選手は、全く休ませず酷使する傾向にあり(怪我をするまでのTroutもそうだった)、
今後、大谷選手とWalsh選手は、成績が上向くきっかけが掴めにくい状況です。(大谷選手は先発登板のたびに、前後休みを与えられず、二刀流登板で疲弊してしまう)
93/95試合(チーム最多出場数) 90/95試合(チーム2位タイ出場数) [交流戦での1打席代打などを含むが、MLB全体で最も身体的負荷が大きく、疲労が溜まっている]
(*) Walsh AVG OBP SLG 大谷 AVG OBP SLG
Last 7 Games .194 .219 .226 .214 .313 .393 28AB中 三振15 [53.6%]
Last 15 Games .219 .231 .359 .241 .343 .603
Last 30 Games .230 .254 .484 .274 .364 .788
ただ、今日は試合に勝ち、4連敗を阻止したのが幸いで、試合終了後、マウンド上で大谷選手に笑顔が見られたのは、その点だけは救われましたね。
先発したAndrew Heaney (30歳/LHP) に関しては、再び序盤でノックアウトされるくらいボール球が多く、不安定でした。
球数 B 総数-Strike [率]
1回裏 22 10 22-12[54.5%]
2回裏 23 10 45-25[55.6%]
3回裏 9 2 54-32[59.3%]
4回裏 15 6 69-41[59.4%] 2失点し、0-2 ビハインド。
5回裏 12 4 81-49[60.5%] 味方が逆転し、3-2 リード。
6回裏 13 4 94-58[61.7%]
7回裏 8 1 102-65[63.7%]
ただ、ツインズ打線が高めの釣り玉に手を出したり、早打ちにより、球数を抑えることに成功しました。味方守備にも大いに助けられました。
これがアスレチックスやレッドソックス相手だったら、球数を投げさせられ、早期降板していたでしょう。Heaneyのような球威のない左投手はコントロールが全てです。
このシリーズは、エンゼルスは18連戦の1-4戦目にあたり、先発登板間隔は基本的に中5日になると思われます。従って、先発登板日を「疲労」を理由に登板回避しにくい状況です。
そのため、DH起用の頻度がどうなるかが、選手起用の重要な点です。
現在、エンゼルスは打線全体として、攻撃面では全員が不振に陥っており、通常なら野手を完全休養させたり、DH起用で半休させないといけません。
ところが、マドン無能監督が、頑なに大谷選手をDH起用で全試合出場させているため、
今後、怪我から復帰予定の Mike Trout (29歳/CF)、Anthony Rendon (31歳/3B) がチームに戻ってきても、この問題がより大きくなっていくでしょう。
https://www.mlb.com/angels/news/shohei-ohtani-start-pushed-back-to-monday
大谷選手の次の登板は、26日(月) Home COL戦になるようです[中6日]。日曜日は、マイナーから引き上げて 、やはり Jaime Barria (25歳 RHP) になるようですね。
[中6日]といっても、毎日、DHに強行出場させられているので、疲労はほとんど抜けない状態でしょう。
本当にエンゼルスという弱小チームは、大谷選手におんぶにだっこされている状況です。にも関わらず、全く尊重されず、選手生命を犠牲にして酷使されている状況です。
それでもなお、大谷翔平を批判するのであれば、Rendonをその10倍、非難しないといけません。
Upton復帰後の打線の組み換えですが、Fletcherは9番に回して、Upton1番がBestでしょう。
Fletcherは打撃は好調でしたが、一番打者としてはヒットが打てなければ、全くの役立たずです。(四球率が低い)
早打ちであり、悪球打ちでもあり、相手投手に球数を投げさせることも、後続打者に球筋を見させることも出来ません。凡退する場合は、1球で終わることも多く、相手投手を助けてしまいます。
一方、Uptonならば、一番打者としては、甘い球を初球から強打し、そうでなければ我慢するという傾向がありますので、彼の方が向いています。
Upton復帰で、Taylor Ward (27歳/ OF)がマイナー落ちになったのは、最高の選択ですね!
彼はこれまでさんざんマドン無能監督に、Rengifoと同様、重用されてきましたが、ようやくおさらばです。
彼は野球IQが低く、決断力がなく、意志薄弱で、外野での悪い守備、連携ミス(味方野手を危険に)、悪走塁、選球眼が悪くほとんど打てない、という見ていてイライラさせられる選手でした。
基本的に弱小チームは、打てなくても堅実な守備をする野手を優先すべきです。例:Adam Eaton (32歳/RF)、Jack Mayfield (30歳/3B)。
打てなくて守備も悪いという選手に居場所はありません。例:Taylor Ward (27歳/ OF)、Luis Rengifo (24歳/内野手)。
「若手にチャンスを与えろ」というのは一見、正当性があったように思えますが、彼らはこれまで十分すぎるほどチャンスを与えられ、そしてチームにダメージを与え続けてきたわけです。
もう十分でしょう。既にプレーオフは遠のき、来季に向けた再建モードに入ろうとしていますね。
Chris Rodriguez(C-Rod /23 RHP) や Reid Detmers (22歳 LHP) らがやがてMLBに呼ばれるでしょうから、 これまでとは違う新たな楽しみが出てきました。