シャバ駄馬男「シャバでひとつ…」

秋田のタレント、シャバ駄馬男のたわいない日常ダイヤリー

受験生の玉納め

2010年11月21日 | スポーツ
20日土曜日。


晴れるはずの天気がなぜか雨。


この日、毎年恒例部活動の玉納めが行われた。


3年生を送る会の前に開催される親子サッカー。


受験勉強漬けの中3がみんなと最後にサッカーをする。




父兄も参加し、親子対決なども行われる。


 監督の怒号が飛び交い、身なりも気をつけ、怒られないように襟を正していた中学生活も、中総体が終わり受験勉強一色になると、フィジカルで鍛えた肉体も少々やせ細り顔色は真っ白。


少し走っただけでもハアハア言うほど体力も落ち、監督の目より気になる自分の前髪。




ああ、中学生だなあって、客観的に懐かしんでしまう。


 受験勉強なんて煩わしいものがなければ、ぎりぎりまでサッカーを楽しんだり、興味を持ち始めたギターを練習し始める子がいたり、アイドル目指し歌やダンスのレッスンに明け暮れる子がいたり、もっと個性を生かした人生を歩むことだってできるだろうに…。


それでもそれが日本の教育システムなんだから仕方ない。


 前に漫画で読んだけど、戦前、日本人の能力の高さにびびったアメリカが、日本から天才を生ませないようにと戦後から取った政策が現在の日本の教育システムだと。


飛び級を無くし、6・3・3の進級システムで子供達の突出した能力や個性を押さえつける。


他の国では、能力のある中学生が大学受験するなんてこともざら。


 おそらく日本にもその素質を持った天才予備軍がいるんだろうけど、この、アメリカによって作られた教育システムに邪魔され、天才の出現が激減する。



なぁんて都市伝説を語りたくなるくらい、日々の受験生のがんばりが涙ぐましいんだよな。


「うちらの頃はここまでやんなかったよな」


って思うくらい今の子達はがんばってるし。



とはいえ、大人の背中を見て子は育つ。


勉強だけではわからない何かを、お父さん達を見て学びなさい!


と、中3相手に、この日結成されたチームオヤジがピッチに立つ。


お前ら!受験なんて、この先大人になっていく上で起こる様々な出来事を考えたら鼻くそみたいなもんさ!


さあ、体を持って教えてやる!


かかってきなさい!





え~~~~と、、



0-0の末、PKでチームオヤジの負け…


あげく、中1相手ですら1-1の引き分けで終了。


人生の荒波を渡り続けるお父さん達は、言うことが聞かなくなった自分の体を労りながら生きてます。




あたたた、、、


トイレにすらしゃがめない…



とにかく、ちょっとした息抜きで久しぶりにサッカーを楽しんだやつら。


終了時はみんなイイ笑顔してた。


これから向かう道はみんな違うだろう。


もう、こうしてみんなで一緒にサッカーすることも無くなるかもしれない。


高校に入ればまた新しい友達が出来るだろうし、サッカーを続けない子だっているだろう。


人間形成の上で一番大事な時期。


恥ずかしいことをかっこ悪いと思い、かっこ悪いことを恥ずかしいことだと思えないのが中学時代。


それでもこのご時世ドロップアウトすることなく、文句をタレながらも過ごした中学という3年間。


培った友情を忘れず、仲間の大切さを胸に刻み、そして来年、全員に春が来ることを祈ります!



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