青い空とピンクの花びら。
秋田のトップスポーツを象徴するかのようなこの季節。
まさにゴールデンウィークは秋田スポーツ日和なのだ。
その先陣を切り昨日、八橋陸上競技場で行われたブラウブリッツ秋田vs藤枝MYFC。
勝てば単独首位の可能性という中始まった試合だったけど、シュートは枠に行かずバーに嫌われ、どうしても得点が入らないまま、結果スコアレスドローで試合終了。
引き分けという形で終わった。
ゴールデンウィークまっただ中の快晴の日曜日、そんな中サッカー観戦に来てくれたたくさんのファンサポーターの皆さんには本当に感謝。
特にスポ小の子供達が、藤枝のサポーターがびっくりするくらいの応援をしてくれたのには本当に感動した。
初めてサッカーを見に来た人や、初めて生でブラウブリッツの試合を見に来た人もたくさんいただろう。
点が入らないからつまらないと思っただろうか?
サッカーは野球のようにドンまとまって点数入ったりしないし、バスケットのように、点が次々と入る度に一喜一憂を繰り返すような性質のスポーツでもない。
時には0-0というスコアに納得し感動するファンもいる。
当然スポーツには勝ち負けがあり、その結果次第で気分が高揚したり落ち込んだりもする。
それでも、生で観戦したときの迫力はどちらも格別のモノがあるんだよね。
当然勝ち続けることもないだろうし、負け続けることもない。
まずは、お祭り感のある会場の雰囲気や試合の熱気などが味わえる、家族、友達、恋人などが、出かける場所の一つの選択肢となってくれればいいんだと思う。
感動や興奮、悔しさなんかを共有できるなんて、人間としてとっても素敵なことだと思うからね。
残念ながら引き分け、とは言いたくないけど、当然勝って欲しいと思っていた人はたくさんいただろう。
でも、昨日あんなに一生懸命応援してくれたサポーターの数が全然少なかったら、もしかしたら負けていたのかもしれないって。
それだけスポーツって、観客の熱い声援が大切なんです。
選手も必死になる。
うまくいかなかったときがあったとしても、その時の熱い声援は必ず次の試合のパワーになるんだ。
試合終了後スタジアムには暖かい拍手が鳴り響いた。
でも逆に、昨日の引き分けに不満をもつ人達もいる。
厳しい言葉を発する人もいる。
ハピネッツも、シーズン終了に向け負けが込んだとき、ブースターからは、「がんばれ」「あきらめるな」という言葉と同時に「勝つ気はあるのか?」「がっかりした」という厳しい言葉もたくさん発せられた。
でもそれは、秋田の看板背負って戦う地元のプロチームとしてしっかり認められてる証なのだ。
目の前に単独1位のにんじんがぶら下がっていただけに、もしブラウブリッツの戦いにふがいなさなんかを感じた人が1人でも多くいたとしたら、また1歩地元チームとして認められたって思ってもいいんじゃないかな。
だからこそ勝利の時は喜びを大いに分かち合う。
このゴールデンウィーク、ブラウブリッツは5月3日にアウェー戦を挟み、6日、八橋陸上競技場でソニー仙台と戦う。
そして5日、6日は、秋田市立体育館で、秋田ノーザンハピネッツのイースタンカンファレンスプレイオフ1回戦が行われる。
奇しくもその対戦相手は、仙台89ers。
なんと6日は秋田の地でダブる東北ダービーが行われるという数奇の運命!
シーズン終盤に相当の悔しさを味わったハピネッツの選手達は、最後までブーストしてくれたブースターのために全力を尽くす。
単独首位の座を逃し、たくさんの子供達やサポーターに勝利をプレゼントできなかったブラウブリッツは、昨日の熱い声援を胸に、アウェイとホーム、絶対に負けられない戦いに挑む。
このゴールデンウィークは秋田のトップスポーツが県民の心を激しく揺さぶる!
そう!
秋田の空はどこまでも青く山の頂上を見上げることが出来る!
そして、秋田の桜は有明まで決して散らないのだ!