がんこちゃんのお家で夕飯をご馳走になりました
とっても美味しい天丼♪ ご馳走様でしたm(_ _)m
私は、がんこちゃんの作ってくれるご飯が大好きです
ぅんまいうんまぃ
さて、冒頭の写真、和みの風景です(私には)
なんでもない日常のひとこまなのですが、
娘さんにとっては
とっても幸せ
な時間です。
いつも優しく接してくれる大好きな男の子の横に座っているだけ・・・
なんですけどね
テレビ見たり、彼を見たり、
娘の脳はフル回転になり、テンション上がりまくり~
になっているのです
どんな気持ちなのでしょう?
何を思って笑っているのでしょ??
とっても聞きたくなります。
一緒にお食事をしていた時に、
私の介助が気に入らなかったのか?
なんで泣くのかわからない泣きが入りました
大きな声で泣きながら、スプーンを押し返したりしてきました。
「何でなくの~? 泣かないでご飯食べようよぅ~
」
と促しても聞く耳持たず
がんこちゃんも、泣かないで、どうしたのぉ?
と優しく言ってくれるのに、ただ泣くばかり。
困ったなぁ~と思っていましたら
彼が一言。。。「泣かないでねぇ」と言ってくれましたらぁぁぁ
その瞬間、ピタりと泣き止んだのです
をぃをぃ
私達の話は聞いてなかったの?
うひゃひゃひゃひゃ~♪
がんこちゃんと二人で大笑いしちゃいました。
彼はクールにご飯食べてましたけど
もちろん娘さんもご飯食べ始めました
さてさて、
娘さんは音声言語(私達が使う会話などの事ですね)は使えません。
自分の意思表示は、表情や大きな態度(笑ったり泣いたり)で知らせてきます。
近頃少し、トイレに行きたいや、お腹すいたのなんて
彼女独自のサインで表してくれますが、
スムーズなコミュニケーションにまではなりません。
こちらの言っている事は
なんとなく理解出来るようですが、
それはその場の雰囲気や、こちらの表情など
見てわかる事での理解のようで
言葉での理解は、ちょっとは解ってるけど、まだまだねぇ~と
そう思っています。
それがぁ~、
彼の「泣かないでねぇ」で泣き止む・・・
その場の雰囲気は
「泣かないでねぇ」と言われる雰囲気だから
雰囲気でわかったのかもしれませんが、
彼はなんでもなく、茶碗とお箸持ったまま
「泣かないでねぇ」と言ったのです。
さて・・・娘さんは、何で「泣き止まなくちゃ」と泣き止んだのでしょう?
言葉がわかったのかな?
だったら私が言ったり、がんこちゃんが言ったのもわかってたんだよねぇ
でも、何かが気に入らなかった。
だけど、大好きな男の子が言ったから、泣き止まなくちゃ!って思ったのかな?
↑この様に娘さんが考えて泣きやんだのならばぁ~
彼女は、「人を選ぶ力」と「何をしなくてはならないか」がわかって
それが出来たと言う事
すばらしぃ~
凄い凄い
好きな人に好かれたいと言う気持ちもあるのかしら?
だったらもっと凄い!と、私は思います
娘さんが「知的障害があると思う」と判断されたのは四歳の時でした。
生まれてすぐからNICU(新生児集中治療室)に入院していた子供です。
何かしらハンディは出るだろうと、その頃から予想はされていました。
体にしろ、脳にしろ、
検査するたびに何か見付かりましたから。
レントゲンなどでわかる病。
股関節の脱臼や、喉頭軟化状態は
検査して結果が出て、すぐに病である、ハンディになると分かりましたが、
脳だけは、すぐに判断が出ませんでした。
CTやMRIで見ても
同じ年頃の子供と比較しても、娘さんの場合あまり違いがなく、
そして、小さな赤ちゃんでは、
どうハンディが出でいるか?まで分からないからです。
赤ちゃん・・・そもそも何も出来ません。
発達が分からないからです。
発達って、出来るようになってわかるんですよね。
だから、月例(年齢)的にも、何にも出来ない時期だとわからないのです。
大きな事は分かるんですよ。
脳のどの部分が損傷しているや、お水が溜まってるや、隙間が大きいとか
診てすぐわかる事もありますが、
言葉が出ないや、緊張が強いや、こんな傾向があるなんて事は
育ってみないと分からない事なのです。
で、四歳になりましたと。
CTやMRI検査をして、
それを元気に発育&発達してるお子さんと比べ
娘の発育&発達を検査して
天音ちゃんは、知的障害の傾向がありますと判断されました。
その時Drに、「言語発達は難しいかも」と教えられました。
脳の前頭葉部分が、あんまり育っていなかったのです。
赤ちゃんのまんま。
脳は、年齢にともない年齢なりの大きさに育っていましたが、
脳のシワ、溝?が大雑把でした。
脳はですね、使うとシワがいっぱい出来るのです。
それが赤ちゃんの時とあんまり変わっていませんでした。
私は、
「前頭葉が育たないと言うのは、言葉が無いと言うハンディだけですか?」と
そう質問しました。
するとDrは、
「前頭葉は、人が人らしい部分です。
気持ちと言うのは、この前頭葉で起きます。
前頭葉が育たないと、
感情のコントロールが難しいと言うハンディもあります。」と
そう教えてくれました。
感情のコントロールが難しいのは、
生きて行く上で、対人関係だけじゃなくても
生きにくく、大変面倒な事だと思いました。
それに感情を司る部分が育たないと言うのは
彼女の感情が、色々湧かないと言う不安がわきました。
笑う。怒る。
大きな感情はありますが、
なんで悲しいのか?や、なにが嬉しいのか?までは分からないのか?と。
だったら私が
何を、どうして怒っているのか?や
なにを喜んで誉めているのか?も分からないのか?と。
「なに?」「なぜ?」を考える事。
そう云う疑問を持ち、その疑問をどうすれば良いか考えるのが「人」ならば
娘さんを人として育てるのは難しい~ぞと
どうやって育ててゆけばいいんだぁぁぁぁ~
と。。。。凹みに凹んで
んじゃ先生、どうやってこの子の感情を育てたら良いのでしょう?と
質問してみましたら、
「恋をすれば育ちますよ
」と
本当に
本当にそう言われたんです
若~いDrじゃありませ~ん
おじいちゃまでもないけれど、
そこそこナイス・ミドルのDr。
「へぇぇ~??
」とビックリした声を上げると
「恋愛は、頭を、心を使うからです
」と。
普通の子供の発達の中にも
「好きだから出来る様になりました♪」と言う事は多いです。
電車が好きで、駅の名前覚えてたら、文字を覚えちゃいました
なんて事ありますよね。
「好きだ
」って「気持ちを持つ事」が
脳を働かせて、働く事で育てるのだそうです
恋をします。
好きな人に気持ちを伝えたくなります。
どう伝えれば良いか考えます
好きな人に好かれたいと思います。
どうすれば好かれるか考えて行動します
好きな人が泣いています。
なんで泣いているのか?
好きな人の気持ちを想像して考え理解しようとします
好きな人に怒られました。
悲しくて胸が痛みます。
なんで怒られたのか考えてみます
好きな人に会えない時。
好きな人を想い出します。
思い出す力は、記憶する力でもあります
好きな人が居るという事だけで
人はこんなに頭を使うのですね。
感情がわくというのは
脳が働いて、育つという事なんですね。
色々な感情を持つと言うのが
人が人らしいと言う事なんですね
先生
聞いた時は驚きましたが
とてももっともな答えでした。
でもでも、まだ四歳なんですけどぉ・・・
と、その時は笑いました。
現在、娘さん九歳
四歳の頃よりも、たくさんの人と知り合い、
色々な環境で過しています。
恋心だけでなくても、
「好き
」と言う気持ち
四歳の頃より、たくさん持っていると思います。
きっと
「好きな男の子
」と言う認識、気持ちも持ち始めたのでしょう
大切で、素敵な事。
そんな気持ち持てるようになったのでしょう
「好きな男の子」なんて出来たとパパが知ったら・・・
凹むんでしょうねぇ。
天音パパは間違いなく凹みます
でも私は、その「好き」と言う気持ちを嬉しく思います。
その気持ちから
もっともっと色んな感情を持つ事が出来ると思うからです
皆~いい恋しろよ~
って、どこぞのCMか?
世の中のパパさんたち
子供が恋をしたら心配な気持ちも妻として解りますが
そんなんこんなで
「恋は人を育てます」からぁ~
広い心で見守ってあげて下さいね
お子さんが小さくて、知的のハンディがあったりして
言葉が出てこなかったり、感情のコントロールが難しかったりしても
まだお子ちゃまだからかもしれませんから
焦って、悲しまないで下さい。
日々の生活の中
恋する気持じゃなくても
「好きな気持ち」がわくかもしれません。
その時、きっと世界は大きく変わる?・・・かも
私、楽天家ですね
完全な脳の損傷があったら、感情を持つ事も難しいのだと思います。
でも、子供はわかりません。
子供は育ちます。
損傷した部分を、別の部分が補おうと育つ事もあるそうです。
何がきっかけで、何が起きるかわからないのが子供の発育と発達。
ハンディがあると
一般?的に知る子供の発育、発達とは違う育ち方をする時もあります。
飛び越し発達とかね。
周りと比べてしまうと、
焦ったり、不安や悲しさを持つ事があるかもしれないけれど
小さければ小さいだけ、何が起きるかわからないのです
だからのんびり子育てして下さい。
子育て楽しんで下さい
そして、育った大人だって
「恋すれば頭を使います」
ボケ防止ですってよん
アンチエイジングにもなるか
ご夫婦でLove×2でも
アイドルにLove×2でも
好きな人がいるって素敵ですよね
恋愛って凄い事だなぁ~と
ツクヅク思った日でありました。
ちゃんちゃん
From ikusuke