50近くになると心境の変化が訪れる？
この年齢になると訃報のお知らせが多くなってくる。親戚、友達の親、上司だった方や同級生など。家族の病歴などを考えると「自分達夫婦が生きるのもあと◯年位かな」などと逆算する癖がついた。
子なし夫婦が両方とも亡くなると兄弟に連絡がいくはずだが、その際の手間は最小限にしてあげたい。
若い頃は服、靴、バッグ、本、DVD、「一生モノだから」とブランド品などを次々に買ってきた。メイク用品などは死ぬまで買わなくてもいい位持っているだろう。
これら溜まった物を数年前から少しずつ整理してきた。使っていない物は処分し、本やDVDはブックオフへ。ティファニーなど姪達が欲しいと言うものは帰省の際に渡している。ファッション関係はZOZOに買い取ってもらったら多少の振込があった。
人間関係も昔は飲み会も断らず、誕生日にはプレゼント交換、冠婚葬祭も欠かさずお付き合いしてきた。
今はSNSもやめて本当に心地よく過ごせる友人数名とだけの付き合いにしている。親戚からもお願いされる事が多かったけれど安易に受けないようにして出来る範囲だけの事をやってあげる事にした。
時間は限られている。
読める本の数も鑑賞できる映画の本数も。化粧品にも使用期限がある。お付き合いも大事だけれどモヤモヤするような人と関わっている余裕はない。
若い時、人生はまだまだ長いと感じていた。色々な物を無駄に消費していたし不快に感じる関係も我慢して付き合ってきた。人と競争して上へ上へと目指して他人を蹴落としてきたこともあった。
でも、もういい。今あるもの、家族、友達、整理整頓された快適な家、美味しい食事、健康など…を大切にしていきたい。人への思いやりも忘れずにね。