のんびり専業主婦日記 

旦那の転勤で関西に来ました。日々の思いを綴っていきます。

女性同士の人間関係

2021-03-12 08:54:00 | 日記
shufuは疎遠になった人との関係を後悔する事はあまりない。その時その時で離れる理由があったからだ。

しかしほんの数人、何とかならなかったのかと今でも思い出してしまう人がいる。その中の1人の名前が久々に耳に入ってきた。

私たち夫婦は社内結婚組。
転勤を機に専業主婦になったが14年勤めていたので今でも当時の同僚何人かとは付き合いがある。冠婚葬祭や誰が退職したかなど旦那や同期からも情報が入ってくる。

先日、昔とてもお世話になり親しくさせて頂いていた女性の先輩が退職される事を知った。彼女は5歳上なので50半ばになっているはずだ。定年退職ではない。結婚したという話も聞いていない。何か事情があるのだろう。

入社後最初に配属された部署でその先輩に出会った。明るくハキハキしてて、社内のルールや業務内容を説明してくれた。分からない事は理解するまで丁寧に教えてもらった。

通勤の地下鉄線も同じでお互い一人暮らし。残業後に食事をしたり時には休日にも出かけたりした。厳しい面もあったが当時は良い環境で仕事ができて幸運だと思っていた。

ところが1、2年経ってくると状況が変わってくる。

「◯◯さんがshufuさんの悪口を言ってたよ。酷いよね」
「◯◯部長がshufuさんの事、仕事ができないって言ってるよ」
そんな事を言われるようになった。

他にも部署の飲み会などで小馬鹿にするような発言をされたり別の社員の仕事のミスをなすりつけられるなど、先輩と言えども我慢できない出来事が多くなっていった。

本来であれば本人ときちんと話し合い自分の意見も言うべきだったと思う。しかし新人でまだ仕事を教わっている身としてはそれができなかった。パワハラやモラハラなんて言葉が無い時代だ。黙って我慢するしかなかった。

その後shufuは他にやりたかった事もあり、希望を出して自ら他の部署へ異動した。社内で先輩に会えば挨拶はするし表面的な会話もした。仕事上で多少関わる事もあったが笑顔で対応した。ただ昔のような関係に戻る事は二度となかった。

関西への引っ越し後は年賀状のやり取りも無くなり、先輩はただの「昔の職場の先輩だった人」で「旦那と同じ職場の人」となった。

入社当初から長い年月を経て、ようやく今思う。新人だった当時、自分にも非があったなと。

shufuは誰に対しても愛想がいい。20代で入社した時、特に男性の先輩や上司からはチヤホヤされた。決して美人なわけではない。好かれた理由はきっと人懐こさだけだ。

また、少しだけ英語ができたので他の女子社員が行かないような出張や接待にも同行させてもらう事が多かった。

30過ぎの先輩から見れば後から入ってきた後輩が上司から頻繁に飲みに誘われたり特別扱いされているのが気に入らなかったのだろう。謙虚にしていたつもりだったが傲慢さが透けて見えていたのかもしれない。若さゆえの気遣いの無さもあっただろう。気付かずに嫌な思いをさせていた事もあったかもしれない。

当時嫌がらせがあったとはいえ、相手の気持ちを考えてもっとうまくやれなかったかなと思う。姉妹のように親しくしていた時代もあったのだから。

事務職の女性が50半ばまで働くのは過酷だ。肉体的にも精神的にも。自分はギブアップした。だからこそ長年続けてこられた彼女は人として心から尊敬している。

今は、長年お疲れ様でした、在職中は大変お世話になりましたと言いたい。

でも実際に伝える事はしない。旦那を通して連絡をとる方法もあるが、やめておく。

もう付き合いのない昔の後輩に今更そんな事を言われても嬉しくないだろうし不快な思いをさせてしまうかもしれない。

女性は一度疎遠になったら元には戻れない。住んでいる場所的にも今後偶然会う可能性は殆どない。
縁がなかっただけど言えばそれまでだが、やはり寂しい。

女性同士の人間関係は難しい。

だからこそ今周りにいる人たちを大切に、思いやりを持ってお付き合いしたい。

二度と人付き合いの事で後悔しないために。