本日はホワイトデー。
夫婦間は14日は2月も3月も外食して終わり。今年は旦那もテレワークでバレンタインは無しなのでお返しも必要ない。
働いていた頃は数日前から百貨店に出向きそれなりの数を用意した。当日は電車の中でも自分と同じく紙袋を抱えた女性をよく見かけた。ひと月後にはその男性版をみる事になる。
入社後一度でも渡したら翌年からやめるわけにはなかなかいかない。この人にあげたらあの人にも、と年々数は増えていった。男性もその奥様も貰うのは嫌だろうなと思いつつ恒例になっているその行事をやめられなかった。支社に送る人もいたため社内便を担当している総務は大変そうだった。(後に社内便の個人的な使用は禁止になった)2月14日が休日だと男女共に心底ホッとしていた。
旦那は毎年いくつか貰って帰ってきたが本人は食べなくても嬉しそうだった。大小様々、連名での物もあったが全員に同じ物をお返しした。
ホワイトデー当日は出社すると既に机の上にお返しが山積みになっていた。倍返しどころか数倍と思われる高級なものを皆さんそれぞれから頂いた。上司などは多分奥様が買いに行ってくれるのだろう。センスのいい素敵なものが多かった。申し訳ないなと思いつつ数ヶ月はおやつに困らなかった。
退職した現在、誰にもあげない貰わない生活になり心底ホッとしている。たまに仲のいい子から友チョコを貰う年もあるがOL時代のあの大変さに比べたら全然気楽なものだ。
昔は通常の業務以外にも女性社員は面倒な事が非常に多かった。今のアラフィフ世代は、そういった行事関係を当然の事として受け止める少し上の世代と、「効率が悪い」と割り切って省略する下の世代との真ん中に挟まれてきた。それぞれの良し悪しがあるのでどちらがいいとは言えないが自分達は「他の人もするので仕方なく」的に周りに合わせる事が多かったように思う。
今は退職した事でそういった事に煩わされなくなり本当に楽になった。
まだ会社に残っている同僚達は相変わらず面倒な事が多いようで話を聞く度に大変そうだ。
いっそのこと会社自体で業務以外の私的行事を禁止にしてくれたらいいのに。
日本全体的にそんな時代がきたらまた働く事を考えるだろうが可能性は低い。
アフターコロナに期待したい。