購入して30年強経過する反射望遠鏡の鏡・・・フィルムカメラがデジカメに取って代わったころからは、あまり活用できていなかったところです。
以前ご紹介の中古デジ一眼カメラの購入に合わせ復活を考えていました。
鏡筒は布をまとわせ倉庫保管していましたが・・・
鏡はホコリとカビ・・・で、結構汚れています。これを分解し鏡を洗うことにしました。本来は、水道水の各種成分が残りますので蒸留水が必要なのですが・・・
↑ ニュートン式反射望遠鏡の全体の姿です。
上部から入った星の光は、下部にある凹面鏡に反射し、集光されます。上に「斜鏡」がありますので、左の接眼レンズ方向に90度反射し見ることができます。ちなみに焦点距離は1306㎜あります。
↑ 反射鏡を取り出しました。ホコリ、カビ・・・けっこう汚れています。直径は約23㎝あります。
↑ 少し拡大すると・・・面状のところや濃い白部分はカビです。
↑ 洗浄後の鏡面です。主鏡セルに納めました。カビは完全には取れません。
↑ 拡大すると・・・鏡面に深く入り込んだカビは取ることができません。鏡面は蒸着メッキされていますが、カビはそのメッキ部分を浸食していることになります。ただし、通常の眼視や一般的な写真撮影では、そう問題はないと思いますので・・・このまま使用する予定です。以前ご紹介の「畑」に設置の赤道儀に搭載し、まずは光軸合わせを行うことになります。撮影等実施までは少し先になります。
【おまけ】入道雲
突然、雷鳴が轟く日がありましたが・・・このくらい発達した入道雲が犯人です。