迷宮・緑柱玉の世界 1章8節「扉」 2021-02-06 | 迷宮・緑柱玉の世界 「先生、痛い、手を離してください。」 雛美礼が嫌がっていることは、重々承知している。 僕は雛美礼を抱きしめ耳元でゆっくり話し続けた。 「もう、君は、僕のものだよ。 ところで、君は、僕に、何を期待しているのかなぁ。 僕は、君を自分のものにして行く夢の青写真は、完成しているからね。 後は、ゆっくり、計画を進めるだけだよ。 君は、分っているのかなぁ? 本当に、僕を少しづつ知って、その . . . 本文を読む