なにげな言葉

なにげない言葉を あなたに伝えたい
迷宮・緑柱玉の世界の独り言

迷宮・緑柱玉の世界 1章12節 「 意思 」

2021-02-27 | 迷宮・緑柱玉の世界
私は子供のように泣きながら数時間寝ていたようです。 目が覚め、ベットの中で、考えました。 正直、アルバイトはしたいです。 お金欲しいです。 それに、先生と付きあってみたい。 私利私欲、私が欲しいものだけ手に入れる事が出来るなら、いくらでも素直になれる。。 でも、もう今の私は素直に先生を見ることが出来なくなっていました。 疑心暗鬼、先生のしようとすることが、分らない。 予想できない以上、夢も、希望 . . . 本文を読む

迷宮・緑柱玉の世界 1章11節 「 涙 」

2021-02-20 | 迷宮・緑柱玉の世界
部屋の中を見回しましたが、先生の姿はありませんでした。 昨夜、私は、ソファーで寝てしまったはずです。 先生が、ベットに運んでくれたのでしょうね。 辺りを見回しましたが、やはり先生の姿は、ありませんでした。 着るものも見当たらず、シーツを体に巻き付け、ベットから降りると、リビングに向かいました。 リビングにも、先生の姿はありませんでした。 リビングのテーブルの上に、朝食が用意してありました。 オレ . . . 本文を読む

迷宮・緑柱玉の世界 1章9節「心」

2021-02-07 | 迷宮・緑柱玉の世界
僕は、床に散乱する道具の中から、鞭を拾い上げ、雛美礼の前で、振り下ろしてみた。 「ビュン」空気を切る音に雛美礼の体が反応し、萎縮した。 「いやぁー」 椅子の中で、膝を抱え込み、小さくなりながら、こちらの気配をうかがっていた。 「雛美礼、お前は、感情をもっと素直に出すべきだと僕は思う。試してみないか?」 雛美礼は、無反応だった。 鞭でたたかれてみるか?と問われ、はいという者など居ないだろう。 . . . 本文を読む

迷宮・緑柱玉の世界 1章8節「扉」

2021-02-06 | 迷宮・緑柱玉の世界
「先生、痛い、手を離してください。」 雛美礼が嫌がっていることは、重々承知している。 僕は雛美礼を抱きしめ耳元でゆっくり話し続けた。 「もう、君は、僕のものだよ。   ところで、君は、僕に、何を期待しているのかなぁ。  僕は、君を自分のものにして行く夢の青写真は、完成しているからね。  後は、ゆっくり、計画を進めるだけだよ。  君は、分っているのかなぁ?    本当に、僕を少しづつ知って、その . . . 本文を読む