TVの最後の砦NEWS。
しかし日本のNEWSはほとんど東E西W南S北Nの情報を伝えようとしない。政治も経済も事件も事故も文化も希薄である。
どの放送局もスポーツに比重を置きすぎる。最近は芸人やタレントの話題まで盛り込んでいる。日本には文化人がいなくなった。国民が阿呆化される以上、文化は育たない。
文化を充足させるには常に思考密度を高めなければならない。
たとえばレオナルド・ダ・ヴィンチの『モナ・リザ』は謎を微笑みを投げかけてくる。あれがもし吉本の芸人のような馬鹿笑いの顏なら謎にはならないし、藝術にはならない。
詩人の西脇順三郎は「馬鹿笑いは藝術の敵」と言ったが、この事を真剣に考える人間が今地球上にいるのかどうか疑問である。
もし、物事を深く考える人が増えれば、多くの大企業はシャープのように中小企業へと陥落してしまう。
物について考えるための報道を行えばスポンサーは離れるだろう。バカNEWSほどスポンサーが付く。命に関わりのある自動車の宣伝ばかりしている。そしてそれにパックしたように自動車保険のCMである。CMに出ている連中の馬鹿面も無性に見苦しい。
昔、交通事故を扱ったドラマがあった。スポンサーは三菱自動車であったが、即刻打ち切られてしまった。ドラマの完結を見ないままでの打ち切りである。それなら最初からスポンサーに自動車会社を選ばなければよいのである。
危険ドラッグを使用した交通事故も増え、痴呆症患者にも免許は交付され、高速道路の逆走もよく聞くが、それでもマスコミは自動車を危険物とは伝えない。不思議な事に危険物として自転車を名指しする。
どう考えても自転車よりは自動車の方が危険物である。もし安全を考えるなら自動車道路ではなく、自転車道を作るべきである。
自転車は排気ガスも出さない。その代わり産業への奉仕は少ないだろう。とは言っても自動車を使用しての犯罪とは切っても切れない関係にある。
以前討論番組で勝間和代が自動車に就いてマスコミでは発言できないと言っていた。それほどの圧力が暗黙の内に漂っているのである。
そんな中自動車離れの若者が増え、原油高で自動車が中古車市場に多く流れて来た。それを見越しての原油安である。かなりガソリンも安くなり地方では貧困世帯でも足として自動車がないと不便な生活を強いられる。
ガソリンが安くなった勢いで中古市場が賑わっている。ある程度の需要が高まると今度は原油価格が高騰しだした。たしかに諸々の事情はあるだろうが、企業は様々な案を練って消費者を誘惑する。
20年ほど前に毛皮を持つことは動物を虐待し必要以上に命を奪うという毛皮反對運動が起った事がある。それで毛皮の持ち主たちはこぞってタンスにしまってある高級な毛皮を持ち出して空き地で燃やしていた。それが世界的なブームになった。すでに毛皮の売れ行きが伸びず横ばいになっていた。
ところが反毛皮運動が下火になるころ毛皮のCMが活発化し、今度は毛皮を求める消費者が増えて来た。企業はいろいろな仕掛けをする。私は世界第二のPR(パブリックリレーションズ)会社にいたが、裏で情報を操作するノウハウを身につけた。
表だって宣伝するのがアドバタイズメントなら裏で仕掛けるのがPRである。
パブリックリレーションズが有名になったのが湾岸戦争でのアメリカ議会でのクウェートの少女ナイラの証言である。実はこの少女クウェート駐米大使であったサウード・アン=ナーセル・アッ=サバーハの娘であり偽証をしたのである。この少女の偽証を仕組んだのがアメリカのPR会社であった。
ナイラ証言(wiki)
世の中川のように単に流れているのではなく運河のようにある方向へ流すように常に仕組んでいるのである。
そういう意味でマスコミの媒体は作られたと言っても過言ではない。
世界各国のTVを見てきた感想から言えば、日本は国民を最も愚劣化していると言える。
そしてNEWSまでもバラエティ化しているのである。
しかし日本のNEWSはほとんど東E西W南S北Nの情報を伝えようとしない。政治も経済も事件も事故も文化も希薄である。
どの放送局もスポーツに比重を置きすぎる。最近は芸人やタレントの話題まで盛り込んでいる。日本には文化人がいなくなった。国民が阿呆化される以上、文化は育たない。
文化を充足させるには常に思考密度を高めなければならない。
たとえばレオナルド・ダ・ヴィンチの『モナ・リザ』は謎を微笑みを投げかけてくる。あれがもし吉本の芸人のような馬鹿笑いの顏なら謎にはならないし、藝術にはならない。
詩人の西脇順三郎は「馬鹿笑いは藝術の敵」と言ったが、この事を真剣に考える人間が今地球上にいるのかどうか疑問である。
もし、物事を深く考える人が増えれば、多くの大企業はシャープのように中小企業へと陥落してしまう。
物について考えるための報道を行えばスポンサーは離れるだろう。バカNEWSほどスポンサーが付く。命に関わりのある自動車の宣伝ばかりしている。そしてそれにパックしたように自動車保険のCMである。CMに出ている連中の馬鹿面も無性に見苦しい。
昔、交通事故を扱ったドラマがあった。スポンサーは三菱自動車であったが、即刻打ち切られてしまった。ドラマの完結を見ないままでの打ち切りである。それなら最初からスポンサーに自動車会社を選ばなければよいのである。
危険ドラッグを使用した交通事故も増え、痴呆症患者にも免許は交付され、高速道路の逆走もよく聞くが、それでもマスコミは自動車を危険物とは伝えない。不思議な事に危険物として自転車を名指しする。
どう考えても自転車よりは自動車の方が危険物である。もし安全を考えるなら自動車道路ではなく、自転車道を作るべきである。
自転車は排気ガスも出さない。その代わり産業への奉仕は少ないだろう。とは言っても自動車を使用しての犯罪とは切っても切れない関係にある。
以前討論番組で勝間和代が自動車に就いてマスコミでは発言できないと言っていた。それほどの圧力が暗黙の内に漂っているのである。
そんな中自動車離れの若者が増え、原油高で自動車が中古車市場に多く流れて来た。それを見越しての原油安である。かなりガソリンも安くなり地方では貧困世帯でも足として自動車がないと不便な生活を強いられる。
ガソリンが安くなった勢いで中古市場が賑わっている。ある程度の需要が高まると今度は原油価格が高騰しだした。たしかに諸々の事情はあるだろうが、企業は様々な案を練って消費者を誘惑する。
20年ほど前に毛皮を持つことは動物を虐待し必要以上に命を奪うという毛皮反對運動が起った事がある。それで毛皮の持ち主たちはこぞってタンスにしまってある高級な毛皮を持ち出して空き地で燃やしていた。それが世界的なブームになった。すでに毛皮の売れ行きが伸びず横ばいになっていた。
ところが反毛皮運動が下火になるころ毛皮のCMが活発化し、今度は毛皮を求める消費者が増えて来た。企業はいろいろな仕掛けをする。私は世界第二のPR(パブリックリレーションズ)会社にいたが、裏で情報を操作するノウハウを身につけた。
表だって宣伝するのがアドバタイズメントなら裏で仕掛けるのがPRである。
パブリックリレーションズが有名になったのが湾岸戦争でのアメリカ議会でのクウェートの少女ナイラの証言である。実はこの少女クウェート駐米大使であったサウード・アン=ナーセル・アッ=サバーハの娘であり偽証をしたのである。この少女の偽証を仕組んだのがアメリカのPR会社であった。
ナイラ証言(wiki)
世の中川のように単に流れているのではなく運河のようにある方向へ流すように常に仕組んでいるのである。
そういう意味でマスコミの媒体は作られたと言っても過言ではない。
世界各国のTVを見てきた感想から言えば、日本は国民を最も愚劣化していると言える。
そしてNEWSまでもバラエティ化しているのである。