~色のGIFT~ Silent Color

2023年6月 横浜→福岡糸島へお引越ししました。
ニャンドゥティとオーラソーマとにゃんこと日々あれこれ綴ります

カンタ・ティモール

2012-08-21 11:53:51 | オススメ映画

Micです

 

残暑続く中、みなさまお元気ですか。

素晴らしい映画を見てきました。

今の私たち日本人にとって、考えさせられる作品です。

 

カンタ・ティモール」→クリックすると予告が見れます。

 

バリ島の近く、オーストラリアの上に位置している、東ティモールのお話しです。

 

作品は、独立後にティモールの若者が歌っていた歌に監督さんが触発され、現地入りするところから始まります。

独立運動当時の模様を住民の人たちにインタビューしたり、今の生活を映したドキュメンタリーなんですけど、監督さんの優しい語り口が心に残ります。

 

東ティモールは1975年~インドネシアによる軍事進攻を受けます

当然、住民は独立解放を目指し、ゲリラ活動で抵抗

これに拍車をかけるように、当時領土近くで見つかった石油資源の利権を巡り、世界諸国がインドネシアによる占領を黙認(日本も含む)

 

この現実はほとんどニュースなどでも報道されず、東ティモールの人々は孤独に、でも団結しながら抵抗し続けました

1999年までに人口の3分の1が失われました

そしてついに2002年、独立

 

こうして見ると「重ーい」感じがしますが、全体的にはそうでもないのですよ

そりゃ、戦争の常としてかなり過酷な現実(虐殺・虫ケラ的殺人・レイプ・拷問)も出てきますが、途中途中で挿入される、歌と子供たちの笑顔に救われます

大人も明るいんですよね。それがスゴイなーと思いました

 

「怒りはなく、悲しみがあるだけ」

恨み節もなく、独立したから過去はもういいんだ、と彼らは「許し」てるんです

「GATE」もそうですが、この作品に、世界に蔓延してる諸問題の解決法を私は見た気がしました。

 

独立解放運動時も、捉えたインドネシア軍の人たち(自分たちにとっては敵側)に、なぜ私たちがこの運動をしているかをこんこんと説き、無傷で解放してたそうです。(モチロン、インドネシア軍は捉えた捕虜は虐殺が常でした。)

 

インドネシア軍はどんなに殺しても、残酷なことをしても、彼らの「独立を目指す信念」だけは奪うことができませんでした。

 

私はこれを見て、本当に大切なものって人から奪われないようにできてるんだなーと天の采配に感心しました。。。

お金とか家とか目に見える物は壊されたり奪われたりしてしまうけれど、人間にとって一番大事な「思い(愛)」とか「希望」とか「信念」は自分で捨てない限り、誰も奪うことはできないんですよね~てことを改めてわかったのでした

 

あと印象的だったのは、東ティモールの人々と大地とのつながりの強さ

彼らは土地に宿る精霊を、神を信じていて、それを普通に生きてるんです。

昔の、忘れられた日本の風景がここにあるなーと思いました。

 

彼らの言葉には「姪とか甥」といった、個々の親族のつながりを示す概念が元々なく、みんなが自分の母であり父であり、子供であるそうです。

 

「父ひとり母ひとり、みんなが兄弟」

 

その辺を歩いていたティモールの老人がぽそっといった一言。

まったく!

ティモールの人たちみんなが聖人でビックリです。

 

この映画、「GATE」と同じく自主上映です。

スケジュールはこちらで確認ください。

私が見たのは国立のステキなカフェです→なおカフェ  こちらでも今後、上映会やります。

 

Love, Light and Harmony!


GATE

2012-08-04 12:16:27 | オススメ映画

連投、Micです

 

ずーっと書きたい!と思いながら、時間なくここまできてシマッタ。

結構、直前になってしまいましたが…

 

2年前、このブログで映画「GATE」を紹介したことを覚えていらっしゃるでしょうか?(ご興味ある方、“おすすめ映画”のバックナンバーご覧になって~

先日また観まして、3.11後ということもあってか、以前とは違う感覚の自分がいました

 

詳しいストーリーはGATE HP でみていただくとして。

 

こんなことをかいてはブチあげスギかもしれないけれど…

今回、ワタクシは世界で起こっている全ての問題の解決法のヒントがココにあると思ったのです

 

あとこれをみて、童話の「北風と太陽」のお話も思いだしたんですよね

 

力ずくでは問題は真に解決しない

 

オーラソーマの「無理強いしない」「自分で選ぶ」「ガイドは自分の内にある」精神に深く共感するワタクシとしては、自ら気づいて行動していく在り方がいいな~と思うんです

先のフせんせのところで出てきたホトトギスの例でいくと、「鳴くまで待とう、ホトトギス」になるわけですが。。

 

でもそれだけでなく、「鳴かぬなら、一緒に鳴こうよホトトギス」をMic造語として付け加えたいと思います

基本的には待つスタンスで。でもただ待ってるだけじゃなくて、気持よくお互いが鳴けるようこちらからも能動的に働きかけをしていくのです

 

この作品には無言ながらも、そうしたアクションをすごく感じたんです

 

これはマイクの「問題に対してリアクションでなく、アクションを」話に通ずるのですが。

(B110勉強会で毎回出てきているので覚えちゃったんですけど~。)

 

要するに、問題が起こったときに何にフォーカスしていくかということ。

問題自体にフォーカスすると、愚痴や批判になる(リアクション)。

解決にフォーカスすると、能動的な行動になる(アクション)。

 

私たちは問題を解決したいわけです

ならば、「解決するにはどうしたらよいか」に標準あわせた方がエネルギーと時間の「エコ」です

 

そして解決するにあたり、それぞれの立場や意見の「対立」を越えていく必要性があるわけです。

ココがうまくいかなくて、世の中にた~くさんの問題がこじれていく現状があるのも残念ながら事実。。お金や利害がこれに拍車をかけてるわけですね~

 

この映画をみて私が切実に思ったのは、「私は問題を根本的に解決したい」ということでした。

 

力ずくで無理やり説得したとしても、その人のイシキが変わらなければまた同じことが繰り返す率大だと思うんです。

正義を振りかざして道理を説いても、やりすぎると相手を追い詰めるだけで、余計問題がこじれていくかもしれない…やはり、イシキを変えていくのが一番の早道なんじゃないかな~。

それに「対立」はお互いシンドイし

 

むしろ、相手が気持よく「それいいね~」と賛成してくれるために、何か手はないか?わかってもらうために自分はどうする?ってことに考えを巡らせ、実践していきたいなーと思ったのです。

それにはコミュニケ-ション、受容、認め合いが大事かな

 

原爆も原発事故も、「同じことを繰り返さないために、どうしたらよいのか」を今、それぞれがしっかり考えるグッドタイミングです

ゼヒ、お時間作ってご覧になって~

 

GATE上映会

8/6 19:00~、8/9 19:00~、8/15 10:00~,14:00~

  東京 国立にて 予約¥1200、当日¥1500

 

Love, Light and Harmony!


スライブ

2012-05-08 21:29:12 | オススメ映画

連投、Micです

 

素晴らしい映画を見ました!

Youtubeでカンタンに見れます!(2時間位です)

 

Micの「ゼヒ、紹介せねば!」心が久々に発動

みてすぐ、「これは一人でも多くの人にみてもらい、知ってもらわなければ!」と思いました。

個人的には、ガイアシンフォニー、アメリカ版て感じです。

 

「Thrive-スライブ」です。

●「スライブ―いったい何が必要になるのか」
http://www.youtube.com/watch?v=yp0ZhgEYoBI&feature=g-user-u

 

春ぐらいかなー、ヨガ仲間からこの話、小耳にはさんだのだけど、当時は「ふ~ん」で終わってしまいました。

そして先日、今度はヨガの先生からサイトを教えてもらい、さきほど見たばかりです

 

かいつまんで内容をお知らせすると、

地球~宇宙に存在するエネルギーの流れの形はすべて同じであ~る!

世界各地の神話には↑この形が書かれてた!

安全・安価・無限に作れるエネルギーは↑この形でできる!

それを阻んでる現在のお金システム

それを生みだした人たち

 

富の不均衡がどうして起こってるかがよくわかる作品です。

こんな映画、よく世に出回ってるな~と感心。(アメリカって国は色んな人がいて…スゴイね。)

それだけ時代が開けてきたのかな。ネット社会の賜物です

 

全然知らないとかなりショーゲキで、世界の悪さ加減にガックリすると思います

でもね、これは絶対!知っといたほうがいいですよ~

 

ガックリついでに、超有名な広告会社、電の「十訓」ネット検索してみてくだい。

これも最初知った時、かなりガックシだった。。知った今は、せめて同調しないようにしてます

 

確実に世の中をみる目が違ってくると思います

あと、お金の使い方も。

私たち一人一人の意識・考え方を変えていけるチャンスです!未来を善きものに変えていけるのです~!

 

…しかし、思いこんでるせいもあってか、インタビューされてる人たち、みんな人相良くって、なんか光ってる感じ。宇宙人ぽい気が。すでにアセンションしてるのか

対して、富を牛耳って世界支配してる人たちって、人相が…。。隠してるようでも、現れちゃうんですね。気をつけねば

 よかったら、みなさんにご紹介くださいませ

Love, Light and Harmony!


母をたずねて三千里

2011-12-28 16:01:07 | オススメ映画

Micです

 

 

タイトル読んで、「なんじゃ、コリャ?間違えたかな」と思った方、イエイエ、間違えてマセン。サイレントカラーのブログでゴザイマス。

真相は読んでのお楽しみってことで

 

いよいよ新年に向け、カウントダウン!

個人的にはワタクシ、この時期好きです。

25日までのクリスマスムードがウソのように一気に抜け、静かに新年を迎えようとしている、この空気感…独特です~

 

昨年、自作のまこも注連縄を家に飾りましたが、今年はなんと!

職場の(素人の)方が作ってくださった、(やっぱり)まこもの注連縄を飾ることに。

    リッパやな~。赤い万両は我が家のデス

 

震災以降、絆とか節電など、今までの生活のしかたや価値観を見直すこと多かったかと思いますが、そんな中、日本古来の知恵を見直すムードが増えてきている気がします。

こうした日本の正月ならではの伝統って、大切にしていきたいですね。なにより、自分の日本人DNAがヨロコんでる気がします

 

サテ、そんな年末の真っただ中に、ワタクシ「母を訪ねて三千里」を見てしまいました。

マルコとアメディオでピンときた方、同世代です~。

 

ちょうど朝起きたらやってて、思わず全部見てしまった。(大掃除からの逃避という説も…

これが超感動名作で

今のアニメもそれなりに感動作なのでしょうが、やっぱり小さい頃みていたアニメは当時の時代感というか、やはりしっくりくるのでゴザイマス。。

こんな年末に、しかもオーラソーマのスクールのブログなのに、、、でも「いいものはジャンル超えて紹介したい」魂の琴線に触れたので、ご紹介させていただきマス~

 

小さい頃、TVで見てた記憶はあるのですが、あんまりストーリーは覚えてなく、たしかお母さんを訪ね歩く少年の話で、サルのアメディオがカワイくて、飼いたいナーとか思ってた位です。

 

大人になって改めて見ると、結構かなり過酷な話で、スケールもデカく、よくこんな話、子供番組でやってたなーとミョーなところでカンシン。。

 

出稼ぎをしにいったお母さんを訪ね歩く話なのですが、引っ越ししてたりしてなかなか会えず、少年マルコは一途に母の後を追うのです…

この移動距離がスゴいんだけど(まさに三千里?)、まずイタリア、ジェノバから南米ブラジルに渡り、アルゼンチンのブエノスアイレスへ、そこにもいなくてアルゼンチン国内を内陸へかなり移動するんですね~。

 

しかも少年のマルコはせいぜい68才くらい(外見からの推量です)。

よく親が旅に出させたよな、とかつい大人目線のツッコミが出てしまいます。。

 

旅先でスリに有り金全部とられちゃったり、密航ならぬ密列車がみつかって荒野に一人(+サル)置き去りにされたり、靴がパカパカに穴があくほど歩いたり(しかも雪の中)、死ぬんじゃないか?って位、かなり世知辛いことに遭遇します。

でもね、どんずまりでもうダメだ!と思うと、次の瞬間、スゴいタイミングで助けが現れるんです

 

アニメ(物語)だから都合のいいのは当たり前~といってしまえば、そうなのかもしれませんが、これって普通の人生にも合致する気がします

 

「もうダメー!どうしようっ」て思ったこと、みんな人生に一度位はあったと思います。(ないアナタは、かなり幸せ者っ

でも、絶対どっかで助けが現れませんでしたか?

だから今こうして「Mic、しょーもなっ」と思いながらブログを読んでおられるのだと思うのです~。

 

これって、どっかで神様みたいな、人知を超えた存在が見ててくれて、助けてくれてるんじゃないかなーと、私は思えてならないのです

 

少年マルコは毎回、とっても一生懸命で一途。

「お母さんに会いたい」

コレだけです。

 

あまりに単純、でもこの強い強い想いが、数々の困難を乗り越える力になり、そしてそれを見た多くの人の良心に響いて「助けてあげよう!」心を呼び覚ましたんだと思います。それにマルコって思わず「頑張れっ」って応援したくなっちゃう、とってもいい子なんです~

 

人間て、目的がシンプルであればあるほど、その分それにかける情熱がハンパなく強くなるんだと思います。

あれもこれもと欲張ってると注ぐエネルギーが分散されちゃうのでしょうね。

 

…と、思いがけず、来年の目標たてに、役立ってしまいました。

神様が、つい助けてあげたくなっちゃう人になりましょうね~

 

Love, Light and Harmony!


ミツバチの羽音と地球の回転

2011-09-14 11:09:55 | オススメ映画

Micです

 

先日、映画を見てきました。

前から見たいな~と思っていた作品でしたが、やっとみることができました

 

見た後、これはゼヒとも紹介せねばと、私の「良いものはジャンル関係なく紹介したいっ!」魂に火がつきましたよぉ~

ので、紹介させていただきます。

以前、このブログでも紹介した、「GATE」ばりにスバラシイ一品!

とっても今、タイムリーな映画です

 

ミツバチの羽音と地球の回転」(いつもながら絵がなくてゴメンね

 

タイトル名がユニークですよね。

最初はそれに惹かれてパンフを目にしました。

 

ファンシーな題名とうらはらに、作品の内容は骨太なドキュメンタリー

舞台は山口県の祝島。

 

30年前、島の真向かいに位置する上関町に、降ってわいた原発建設の話。

島は瀬戸内海の入口にあたり、生物が多様に富んでおり、漁場にも恵まれた場所。

昔から自然と共生し、生活を営んできた島民。

 

建設されたら海が、環境が破壊される、そしたら生活が困る、子供の未来はどうなる、こりゃ大変と反原発建設運動を開始

しかしながら、島民の思いとうらはらに計画は進んでいく。。

 

フツーのオジチャン・オバチャンが、手に手を取り合って、真剣に島の暮らしを守ろうとしてる姿が胸をうちました

だって、彼らのいっていること、やっていることは真実で、まっとうで、本当に「そーだ、そーだ!」って思えましたもの。

彼らは絶対にあきらめない

それが絆となって、大きな力となっていきます

 

一方で作品中、いち早く石油に依存しない社会づくりを国で宣言したスウェーデンも紹介されてました。

 

なんていうか…、意識の差をとっても感じました。

情報も国民にちゃんと開示されてて、クリアだし、民主主義が洗練されているというか。

日本では弱きはずの庶民の力や権利が健全に施行されてるんですよね~

だから市民の意識も強くて、自立してる。。

 

彼らをみていると、至極、健全な印象を持ちます。(余談ながら、北欧の、キレイでクリアな色遣いそのものや~。やっぱりその国の色って国民意識を反映してるのか?日本はビミョーでやさしい色がたくさんですよね…色ってあなどレナイ…

 

なんてったて健全なのが、電力を国民が一人一人選べるってことです

日本では一つの電力会社が独占してますが、スウェーデンではいくつか電力会社があって、例えば風力とか太陽とか(石油もあります)電力源もいくつかあり、好きなものを国民は選べます

 

当然、同業他社がいると価格・サービス競争もあります

その一環で、とうの電力会社がいかに省エネできるか、というサービスをウリにしてるところもあって。←これってステキだわ~

 

とにかく、エネルギーに対する意識が全然、日本と違いました。

エネルギー、環境が持続可能なクリーンエネルギーの方が断然、いいじゃない。原発なんて、作って維持して処理して…コストもかかるし環境にも悪いし日本なんてチョー自然ばっかじゃんなんでやらんの?てフツーに質問されてました(こんなにクダけた口調ではありませんが)。。やっぱ、健全だわ

 

見てて、カギかなと思ったのが、「共生」という意識。←色でいうと、コーラルかな~

互いの違いを認め、理解したうえで、どうやってこの多様性を相互協力させていくか…一言でいえば、「良い所を使い合う」ってコト。コレってスゴク、賢いわー、大人だわーと個人的に思います

 

見上げれば、おてんとうさま

チャプチャプと波を立ててる、うみ。その中には魚がたくさんいて。。

気づけば、なんと私たちの周りには自然の恵みがあることか

 

祝島の方々は、それを謙虚に感謝しながら、自然と一緒に生きてました

人間って、与えられた自然で十分やってけるよーという健全な思いが出てきました。それに気付かない私たちって、バカ?とも。。

確かに楽チンではないけれど、人間は頭がいいから、きっと持続可能と便利を両立できると思うのよね。

 

それにはまず、知るってことが大事。

そのあと、「私たちが動いたって、現実は変わりっこない」「庶民が大権力に立ち向かったところで、たかが知れてる」という意識をまず変える必要があるんじゃないかなーと。

オーラソーマの法則(エネルギーは思考に従う)によれば、「変えられない」「無理だ」と思ってれば変わらないし、その逆もアリってことですよ

長年、エネルギーのことなんて知らんよーと疑問すら出なかった私たちのオメデタ意識、ここらへんで変える必要アリアリじゃないですかね

 

映画上映後、監督の鎌仲ひとみさんのトークショウもあり、とってもお得なイベントでした

彼女は全国各地をミツバチのように飛び回って、私たちにメッセージを届けてくれてます。3.11後、とても注目を浴び、特に忙しくなってるそうです

鎌仲さんにはオリーブを感じましたわ

 

自主上映の形で、全国各地で上映中。スケジュールはHPで。

 

 

Love, Light and Harmony!