Micです
頑張って、連続アップ!しかも長くなりました~
予告通り、船旅世界一周パート2、アフリカ編です。
島国で生まれ育ったものからすると、大陸の文化はカルチャーショックです。
なにしろ、デッカイ。物の見方も考え方も(大ざっぱともいえるかもシレナイ)。
人が旅に出る理由は様々あると思いますが、長期で一人旅の場合、それは「自分探し」要素が含まれている率が高い気がします。
当時の私も、「一体自分は何ができるんだろうか、何をしたいんだろうか」などと、自分なりに使命や生まれた目的を探していました。世界を見て体感することで、それが掴めたら…と日本を飛び出したのでした。悶々と葛藤してたのか、精神的にあんまり元気じゃなかったよーな記憶があります。
そんな私にガツンとパンチをくれ、熱いパッションで目覚めさせてくれたのが、アフリカです。
トーゼン、イメージはレッド。
人・土・風・風景…そのスケールのでっかさと深さ・暖かさに、マザーアース(母なる大地)のイメージが重なるのも自然のことでした。
アフリカで一番印象深かったのが南アフリカです。
この時はオプショナルツアーで、「自分でお金を貯めて家を作ろう」活動をサポートしている現地のNGO団体へおじゃまし、実際家が作られている所へいってお話をうかがったり、壁のペンキを塗るというお手伝いをしました。(こういう、観光旅行ではなかなかできないことができるのも、PEACE BOATの良さ)
美しいテーブルマウンテンがシンボルの、ステキな街の影には、アパルトヘイト(人種隔離政策)の影響がいまだ色濃く残っており、政策自体は撤廃されたものの、その現実に胸が締め付けられる思いでしたが、その中でたくましく、しっかりと生きている人がたくさんいました。(アパルトヘイトについては、このブログ「オススメ映画」の「インビクタス」に少し背景がかかれてあります。ご興味ある方はそちらもご参照ください)
お金を貯めて、家を建てるということは日本でも大変なことですが、差別を受けてきた黒人の方がそれを成し遂げるのは、もっともっと大変なことだと思います。
実際に家を建てている途中の方と会い、お話を聞きました。
話の途中であるものをみせてくださいました。
フツーの大学ノートに手書きの貯金通帳らしきもの。
毎日、日本円に直すと10円とか何十円程度の貯金。
それが毎日何年もつづいていました。
それを見て、涙が出てきそうになりました。
この人はどんな思いでこの貯金を続けてきたのだろう、と。
ここでは教育制度も整っておらず、職業も限られ、仕事に就くことがまず難関です。銀行でお金を借りることも難しいでしょう。働けたとしても賃金は貯金できるほど高くはなく、途中で断念する人が多いと聞きました。
向上しない現実から犯罪に手を染める人も少なくなく、そんな中で何年も地道にお金を貯め、自分の家を建てるのはなんと強い精神力、忍耐力、コミット力なのでしょう。
なによりも強いその証拠(手書きの貯金通帳)に、すごいショックを受けました。
生まれおちたところがちょっと違うだけで、その後の人生の選択が大きくかわってしまうってことを初めて深く実感した出来事でした。
カルマが、とか運命といってしまえばそれもそうなのかもしれませんが、厳しい現実をみてしまうとそんなこと吹っ飛んでしまいます。
同時に、なんと自分は恵まれた環境に生まれてきたことかと改めて考えさせられたのでした。
自分を生んでくれた両親に育てられ、食べさせてくれ、教育を受けさせてくれ、衣食住不自由なく、しかも海外旅行までできる。それを当たり前のこととして生きてきた今までの自分。それがどれほど恵まれたことかなのかが恥ずかしながら、初めてわかったのでした。これまでの自分はぬる~く生きてたんですよね。
「真面目に生きなきゃ」
そうしなければ、こうして一生懸命生きている人に、そして命をいただいたことに申し訳がたたない、そう思いました。
今さら世の中の不均衡を嘆いたところで何もはじまらない。
生きる立場を変えることもできない。
ならば、与えられた恵まれた環境に感謝して、そこで生まれ育ったからこそできることが自分にあるはず。。
なんだかとっても重~い話になってしまいましたが…。ま、たまにはご容赦ください。
今、こうして当時のことを書いていると、今でも心が熱くなってきます。とても自分の人生にインパクトを与えた出来事だったんです。
アフリカの人は陽気で、太陽みたいです。
はだしで土を踏んでいるのがとても似合っている。
細ーい長ーい褐色の脚が力強く土を踏んでいる様は、かっこいいです。ジャンプとかのバネもハンパなくすごいし。
何人か集まると、自然発生的に歌とダンスが始まります。
みんなウマイんだ体の内部に声が反響して、楽器になってます。体型がふくよかだとさらに声量がゴージャス。
私の腰くらいの背丈の子供なのに、チョー踊りがうまいの。腰ふりダンスとか。リズム感が尋常じゃない。
こんな中で育ったら、そうなるのも納得だわー(ズンドウな農耕民族体型がこれほど残念に感じられたこともなく…笑)
ちゃんと観光もしました。
ケニアではサファリ!
赤土に緑。その間でうごめく動物たち。。自然は広大です。
TVのように肉眼で近々…というわけにはいきませんが、実際の目でリアルタイムに生きている動物たち。ここには動物園の柵も枠もなんにもありません。人間がおじゃまさせていただいているという感じ。
お土産屋とかのショッピングにも燃えました。
元々、その土地の土着文化のモノはコーフン体質なのですが、布とか、アートは特に萌えツボ!で。勢いで買ってしまい、あとでナンデ買ってしまったノダロウ…と首をかしげたモノ数点…
さすがにブードゥーちっくなマスク(仮面)はなんだか祟られそうで、手がだせませんでしたが。。
そーいえば、アフリカでペンギンを見ました!
ペンギン=寒いところにいるという思い込みがあっただけに、オドロイタナ~。(すごく近くで見れました)
アフリカ大陸の南端、喜望峰にいます。
トロピカルなターコイズブルーな海を背景に、集っているペンギン。。ナンダカ、不思議な光景…メルヘン?
アフリカのスワヒリ語で「ポレポレ」という言葉があります。
意味は「ゆっくり ゆっくり」です。
音の響きがカワイくて、よく呪文のように唱えてました。
アフリカはデッカく、熱く、シンプルで力強い。
物はなくとも自分の体だけで十分人間の持つ美しさと力を感じ、母なる地球を体感できる大陸。
生命力を活気づけたかったら、アフリカは超
次回は南米編かな?
Love, Light and Harmony!