~色のGIFT~ Silent Color

2023年6月 横浜→福岡糸島へお引越ししました。
ニャンドゥティとオーラソーマとにゃんこと日々あれこれ綴ります

れんげ畑と7歳の私

2021-04-12 22:50:46 | 家族

です。

この週末は、ものすごく久しぶりの2連休でした。

お仕事も好きだけれど、やっぱり何の制約もなく、目覚ましもかけずに眠れるお休みは嬉しいです

 

私はれんげがお花の中で一番好きで、れんげ畑が見られる場所を探していたら・・・・

オーラソーマのお仲間のMちゃんが、素敵な場所を教えてくださいました。

横浜市内でも、まだれんげ畑が見られる場所があるなんてチョー嬉しい

早速出かけました。

 

 

この一面ピンク色になった景色が見たかったのよね

 

幼稚園の年長さんから小学2年生まで住んでいた名古屋の家は、ほんの少し歩くとこの季節は一面のれんげ畑でした。

毎日毎日飽きもせずそこへ出かけて、夢中でれんげを摘んで、ブレスレットやリースを編んでいたなぁ。

その当時の記憶で、とても印象に残っている記憶の一つです。

 

かなりプライベートな話になるけど、その家に住んでいた頃の我が家は、決して穏やかでHappyと言う雰囲気ではなかった。

父がなかなかの問題児で、母はいつも苦労していました。

気が付くと、家にあったお金や、貯金してあったはずのお金が無くなっている・・・・。

多分ギャンブルに使っていたのだと思います。

 

れんげ畑が近くにあるその家は、タクシー会社の社宅でした。

小さな平屋の社宅の前は、広いタクシーの車庫があり、車庫を挟んで向かい側には運転手さんたちの独身寮がありました。

小さかった私は、その車庫で自転車の練習をしたり、ちょっぴり訳ありなおじちゃんたちに可愛がってもらっていました笑

元々は名古屋の中央郵便局に勤務していた父。

トラブルを起こし、郵便局を辞めざるをえなくなり、タクシー会社に転職して、その場所に引っ越してきたの。

母は、結婚するまでは同じ中央郵便局で局長秘書をしていたので、恥ずかしかっただろうなと思います。

 

狭い家だから、居間の一角に置いた二段ベッドに弟と私は寝ていました。

上の段に寝ていた私は、母が泣きながら父にお金の使い道を問いただしたり、責めたりしている声で目が覚めてしまい、でも起きていることを悟られないように、息を殺して聞いている・・・そんなことが毎日のようにありました。

父はいつも黙って謝るだけでした。

まだ6,7歳だったから、全てが理解できていたわけではありませんが、家の事情はだいたい理解できていました。

 

“うちはどうなっちゃうんだろう” “お父さんはそんなにお金に困ってるのかな”

子供なりに心配で、胸を痛めていました。

 

6,7歳の私なりに、家族のことを心配している日々でしたが、やはり子供ですから( *´艸`)

一面ピンク色になった畑を見ると心が弾んで、夢中でれんげと戯れている間はそんな心配事をすっかり忘れていました。

 

だからなのか、なんとなくこの花は私にとっては特別なんですよね

小さなころの私を癒してくれた花、元気をくれた花です。

れんげ畑を見ると、とても嬉しくなるのと同時に、あの頃のことを思い出して少し切なくなる・・その感覚も好きなのです。

 

結局私が9歳になってすぐに、母は父と縁を切り、弟と私を連れて、横浜に住んでいた母の姉のもとに身を寄せました。

伯父伯母が、大事な庭の木を切って建ててくれた、プレハブの小屋。そこから私の横浜暮らしはスタートしたのよね。

伯父と伯母には大げさではなく、命を助けていただきました。

 

その後父とは会う事がないまま、3年後の私が12歳の時に、あっけなく癌で他界してしまいました。

もちろんお葬式にも出ていないし、父のお墓がどこにあるのかもわかりません。

 

どうしようもない父でしたが、不思議なことに嫌いだと思ったことは一度もありません。

でも、私があの世に行ったら2つ文句を言いたいことがある

まず第一は、母の人生を狂わせ、悲しい想いをたくさんさせたこと

2つ目は、私のお雛様を買うために母が隠しておいたお金も使ってしまったので、私はお雛様が買ってもらえなかったこと・・・平気なふりしてたけど本当は悲しかったのよね。

 

れんげは、9歳までしか一緒に居られなかったそんな父を思い出す花でもあります。

 

 

そんな子供時代でも、食べるものがなかったとか、給食費が払えないとか、ノートを買ってもらえなかったとか・・・そういう心が貧しくなるような記憶は一つもないんですよね。。。

だから、自分が不幸だったとは全く思っていません。

私達にそういう想いをさせないために、母が一人でどれだけの努力をしていたのだろうと想像すると、その強さに驚き、絶対にかなわないなと思います。

 

幸い父のお金にだらしないDNAは、子供たちには引き継がれず(弟はチョー堅実。私はそれほどでもないけど)、今は穏やかでHappyに暮らしているから、そんな切ない想いも含めて、自分の人生をあたたかい気持ちで振り返ることができます。

 

とても素敵な場所を教えていただいたので、来年もその先も、れんげの季節になったら見に行こうと思います。

7歳くらいの自分や、懐かしい名古屋の社宅時代や、今は亡き父のことを 思い出しながら。

そして、今の幸せに感謝しながら

~フ~

SilentColor

 

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★日時   4/16(金),5/21(金) 18:30-21:00
★参加費  3.500円 (税込) ※月謝制ではありません。都度払いです 
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※ワークショップ参加の場合はキット代はかかりません。(木枠はお持ち帰りできません)  
★場所 SilentColor上永谷サロン  ★講師 木村ふさ美   
★参加条件  なし。ニャンドゥティにご興味のある方はどなたでも大歓迎です!  
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