前出のY本T也先生だが、反抗した生徒を柔道で投げ飛ばし、その生徒が運動場の壁の羽目板に叩き付けられて怪我をしたので、責任を取って辞職したことを、卒業後数年して人伝に聞いた。
その後、真駒内の青少年会館で水泳のコーチをしていると言う事であった。ある日、地下鉄で座っていると、前に立っているのがY本先生であった。慌てて立って座席を勧めたが、断られた。かといって又、座るわけにもいかず、一つ空いた座席の前で先生と並んで大通り駅まで立っていた。
さてここで、我輩の筆下ろしの事を記す時がきた。
三月に卒業を控えた前年の大晦日の夜、八時頃だったと思うが、大枚三百円を握り締め、我輩は一大決心を胸に決戦の場へと向かったのだった。そこは、今で言えば、南二条西一丁目の角の高田病院の並びの中通りの角、そこに一人の女が立っていて『お兄さん、遊んでいかない?』と言うたのでありんした。
『うん』とうなずいた我が輩は女の後に着いていったモンサ。女は仲小路を進み、二階建ての大きな家の裏に回り、縁側から上がった。我輩も続くと、女は靴をしまって『どうぞ』 と二階へ上がり、幾つ目かの部屋へはいった。そこは八畳程の部屋で、奥のほうに一組の布団がひいてあった。女は、良く見ると『おかめ』のような顔付きだった。女はお茶とお菓子を持って来ると、火鉢の中を掻き回して火を起こしてから「お先にお願いします」といった。
我が輩は握ってきた300円を渡した。女はお金を受取って恭しく押し頂き『お床いりしててくださいね』といってから一度階下へ下がっていった。
部屋の中を眺め回すと、小さな鏡台が一つと何か小物を入れるような低い小箪笥が一つある切りで、そこに住んでいるというようには見えなかった。我が輩は分厚いセーターとズボンを脱ぐと、薄い布団を捲って入った。 部屋が暖まっていなかったから、寒かった。女は戻って来ると服を脱いでスリップ一枚になり、布団を捲って入ろうとして言った。『駄目よ全部脱がなきゃ』。寒かったので、メリヤスの下着の上下を来たままだったのだ。しょうがないので、全部脱いでスッポンポンになった。
女の手がまだ眠っているジュニァに伸びてきて、優しくもみだした。何しろ、17才10か月の少年だったから、ナニは直ぐにいきり立った。女は器用にコンドーさんを被せた。女の上に覆い被さると女の手がジュニァを誘導してなにやら生暖かいクレパスに押し込んだ。ギャロップを続けること数分、無事に大砲は発射した。で、抜くと、女は京花紙を渡したので、コンドーさんごと外した。女はその後を紙で拭いてくれた。(これがショートで、30分一本勝負なのだ。そして泊りがある)
女は表通りまで送ってきて『また、来てね』といった。
この世界では、初めての客を『一見の客』とか『初見』といい、二度目で『裏を返す』といい、三度目でやっと『御馴染みさん』となる。
さて、高校生にとって300円は安いものではなかった。だから、月に一度が精一杯だった。でも、卒業までには『御馴染みさん』になっていた。
そんなある夜、300円握って出掛けたが、おかめさんはいなかったので、せっかくだからと、他の女と上がった。そして一戦交えて表に出てくると、なんとおかめさんとばったり鉢合わせ。で、『なんで私のお客さんを取ったのよ』とおかめが言い、相手は『なによ私のお客さんを』と雪の上で、組んずほぐれつの大乱闘と相成った。イヤハヤ、色男は辛いネエ、てなもんや三度傘・・・?
雪が解けた頃、この二人が石鹸を買いにきて私とばったり顔があった。さてそれから・・・。
その後、真駒内の青少年会館で水泳のコーチをしていると言う事であった。ある日、地下鉄で座っていると、前に立っているのがY本先生であった。慌てて立って座席を勧めたが、断られた。かといって又、座るわけにもいかず、一つ空いた座席の前で先生と並んで大通り駅まで立っていた。
さてここで、我輩の筆下ろしの事を記す時がきた。
三月に卒業を控えた前年の大晦日の夜、八時頃だったと思うが、大枚三百円を握り締め、我輩は一大決心を胸に決戦の場へと向かったのだった。そこは、今で言えば、南二条西一丁目の角の高田病院の並びの中通りの角、そこに一人の女が立っていて『お兄さん、遊んでいかない?』と言うたのでありんした。
『うん』とうなずいた我が輩は女の後に着いていったモンサ。女は仲小路を進み、二階建ての大きな家の裏に回り、縁側から上がった。我輩も続くと、女は靴をしまって『どうぞ』 と二階へ上がり、幾つ目かの部屋へはいった。そこは八畳程の部屋で、奥のほうに一組の布団がひいてあった。女は、良く見ると『おかめ』のような顔付きだった。女はお茶とお菓子を持って来ると、火鉢の中を掻き回して火を起こしてから「お先にお願いします」といった。
我が輩は握ってきた300円を渡した。女はお金を受取って恭しく押し頂き『お床いりしててくださいね』といってから一度階下へ下がっていった。
部屋の中を眺め回すと、小さな鏡台が一つと何か小物を入れるような低い小箪笥が一つある切りで、そこに住んでいるというようには見えなかった。我が輩は分厚いセーターとズボンを脱ぐと、薄い布団を捲って入った。 部屋が暖まっていなかったから、寒かった。女は戻って来ると服を脱いでスリップ一枚になり、布団を捲って入ろうとして言った。『駄目よ全部脱がなきゃ』。寒かったので、メリヤスの下着の上下を来たままだったのだ。しょうがないので、全部脱いでスッポンポンになった。
女の手がまだ眠っているジュニァに伸びてきて、優しくもみだした。何しろ、17才10か月の少年だったから、ナニは直ぐにいきり立った。女は器用にコンドーさんを被せた。女の上に覆い被さると女の手がジュニァを誘導してなにやら生暖かいクレパスに押し込んだ。ギャロップを続けること数分、無事に大砲は発射した。で、抜くと、女は京花紙を渡したので、コンドーさんごと外した。女はその後を紙で拭いてくれた。(これがショートで、30分一本勝負なのだ。そして泊りがある)
女は表通りまで送ってきて『また、来てね』といった。
この世界では、初めての客を『一見の客』とか『初見』といい、二度目で『裏を返す』といい、三度目でやっと『御馴染みさん』となる。
さて、高校生にとって300円は安いものではなかった。だから、月に一度が精一杯だった。でも、卒業までには『御馴染みさん』になっていた。
そんなある夜、300円握って出掛けたが、おかめさんはいなかったので、せっかくだからと、他の女と上がった。そして一戦交えて表に出てくると、なんとおかめさんとばったり鉢合わせ。で、『なんで私のお客さんを取ったのよ』とおかめが言い、相手は『なによ私のお客さんを』と雪の上で、組んずほぐれつの大乱闘と相成った。イヤハヤ、色男は辛いネエ、てなもんや三度傘・・・?
雪が解けた頃、この二人が石鹸を買いにきて私とばったり顔があった。さてそれから・・・。
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