大体台湾、時々日本

台湾の日常生活

某国より機械部品の製造依頼

2009-09-02 14:26:08 | 中華の壷
遠い某国より、とある機械だか道具だかの部品の製造依頼がきた。

簡単に引き受けたが、図面が沢山来た。

台湾人の社長は図面3枚以上の仕事をしたことがない。  自分も構造物の現場適当図面は大丈夫だが、図面が2桁だとほとんど無理。

素材はこれ、レーザーカットして、メッキはこうやって、ここはこれこれして、とかなんとか指示が煩い。  おまけに図面の数字が0.00Xまでの指示があって、そんな精度は自分達では出せないので、台中の秘密工場へ相談しに行った。

秘密工場とひそひそ打ち合わせすると、まあまあの値段が来た。 自信満々で、某国と打ち合わせすると、それじゃあ高すぎとの事。  そんなはずないけどなあ?  じゃあ某国の部品の品質の勉強するから、今使っている部品を送ってくれと某国へ依頼した。

したらとんでもない部品が来た。

これなら自分達だけでも作れるかも?  全然いい加減。 溶接なんか自分の方が全然うまいかも。 表面も変な研磨だし、メッキなんかペンキを塗ったよう。
品質管理もなにもあったもんじゃないなあ。

よく聞いてみるとアジア圏某国製との事。  まあ希望値段から計算したら、こんな品質になるよね、やっぱり。
遠い某国の規格、基準で、アジア圏某国なみの値段で部品を作れってか?  それも少数の注文数量で。

え~い、よっしゃ。  台中秘密工場の部品加工技術を見せるために、希望値段にあったアジア圏某国製よりちょっとよい確認見本と、指示書通りに作った場合の超ハイエンドの確認見本の2つを作って、遠い某国と勝負することにした。

結果やいかに。
コメント
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