写真は2008年のもの。
駐車場という名のジャングルに出ると、
脱衣所の窓からこうやってすりすりしてました。
今、ベランダに出られないとか裏庭に
出られないのは、内扉がないから。
あと、こうやって外のねえちゃんを見ながら、
浮気はしてないというのを確認できるような
場所がないから、かもしれません。
「ねえちゃんだ!!」
「ねえちゃん...ねえちゃん...!!」
「好き♡」
めんまが、めんまねえちゃんを攻撃し続けたきっかけとしては、
明確にわかっていて(昨日の記事のおはなしです)、
白い子猫、もも姫をレスキューして保護したことです。
一番近くの動物病院にカラスに襲われてたもも姫(だいたい
生後2,3ヶ月?もっと小さかったけど、発情から
考えるとそんなものだったのかも。ガリガリだったから
ちょっとわかりにくかったですが離乳はだいぶん前に
済んでた感じ)を助けてまず病院に連れて行ったら、
ノミがいるから院内感染するとかいいだしやがっ...
ゴホン。
そのノミをフロントラインとかで駆除するのも
仕事なんじゃ?と思ったけど、シャンプーしてから
連れてきてくれと言われてしまい、他の病院に
すればよかったのについつい家に連れ帰っちゃったんですよね。
それで、もも姫の存在に興奮してしまっためんまに
襲われた(もも姫を攻撃せずにねえちゃんに攻撃をした、
転嫁攻撃)ってことになります。
で、ねえちゃんはその動物病院に血だらけ状態で
また引き返す羽目になり(シャンプーは当然できてないけども)
こういう状態になったから人間の病院に行かざるを得ないこと、
その間預かってほしいということで、その後ねえちゃんは
救急搬送されてけっこう縫った(看護師や医師曰く、
猫でこんなになるもんなんですねーという...
縫ったというか、ホチキスみたいなやつで
バシバシとめられたんです。ウウ)
という流れです。
その前後、ちょっと記憶が曖昧な部分もあるんですけど、
めんまにいちゃんに連絡してめんまを見てもらったら、
(その前に病院から帰って玄関からちょっとねえちゃんが
覗いたら、ものすごい威嚇されて攻撃してきたので、
家に入れず)
生爪剥がしたりって部分もあって、返り血で
大変なことになってたけどにいちゃんに対しては
攻撃は全くなし。威嚇もなし。
で、ねえちゃんと別スペースでとりあえず過ごして、
もも姫は、うーん、ちょっとそこも記憶が曖昧なんですけど、
猫ボランティアさんに、その動物病院はやめたほうがいい、ってことで
車を出してもらい、他の病院に転院させてもらいました、もも姫を。
治療費はうちが全部持ちますってことを言ったら、
連れて行くのはお手伝いしますといっていただけて。
その、転院先では、駆虫とか、ノミ駆除とか、フードを上げてもらって、
全部やってもらえて助かりました。
ちなみに最初に連れて行った病院は段ボール箱に入れたままで、
ノミ駆除とか全くやった気配がなかったとか...
(水やごはんなどもあげてなかったのかなと思われますが、
ねえちゃんは動けなかったのでそこはなんとも。)
で、ねえちゃんは最初にもも姫を連れて行った動物病院で、
一生(めんまは攻撃してくるんじゃ?という意味で)そのままじゃ
ないでしょうかー的なことを言われて大ショックを受けたわけです。
まああの病院は本当にヤヴー(藪医者)だったので、
結果嘘でよかったけども。チッ。
ゴホン。ええと、とにかく、ネットなどで色々と
そういう状態のことを調べたら、その状態は
たぶん問題行動というんだなーというのを
初めて知り、友人にも相談しつつ、色々と模索し始めました。
大学付属の動物病院では、問題行動の専門の窓口が
あるんですけど、ものすごい!!びっくりするほどお高いのです。
いや、値段じゃないんですけど...解決するなら...
でも、高額の弁護士なみ?というくらい、30分単位とかで
お金がばんばんかかるようなそんな感じで、しかも、
ここがその方法を選ばなかった一番大きなポイントなんですけど、
薬品で落ち着かせる、っていう選択肢が多いとか言う話だったんですよね。
それだと、根本的な解決にはならないんじゃないのかなと
思ったわけで...その時は恐怖とか辛さとか、
いろいろぐちゃぐちゃになってたので、薬を使うのが
絶対に駄目という否定ではなかったんですが、でも、
選ばなかったですね...
めんまは、今もですけど、けっこうものすごい命がけ、って
感じでねえちゃんを愛してくれていて、その時もそうで、
玄関に迎えに来るときも決死の覚悟みたいなもので
出てくるタイプで、浮気チェックとか、耳を伏せながら
ガシッと爪で頭とか押さえながら真剣にチェックする...
ってタイプです。しかも、全力で、寂しかった、愛してる、
帰ってきてよかった、という思いを胸に迎えに来るわけで...
なのにちびこい猫を連れ帰ったら、確実に「浮気」だったんですね...
浮気というか、裏切りといいましょうか...。
普通は、もうちょっと短いスパンで許してもらえるはずで、
あと、こちらから構わないように、できるだけ無視をして、
距離を保ちながら様子見をするというアドバイスを専門家から
もらったものの(早く仲良くなろうと焦るとよくないってことで)、
めんまが、ねえちゃんの居場所を探し出しては飛びかかる、っていう
状態だったので、これも実は珍しい行動だったっぽいです。
テリトリーを分けても、こちらのテリトリーに入ってきて
攻撃を繰り返す、ってことなので。
まあ、他にも色々と規格外というか、普通はしないということ
オンパレードなめんまなので、例外は普通、なのかもしれません。
先代猫にも実は転嫁攻撃をうけて全治数ヶ月って怪我を
したことがありますが、そのときは、犬と喧嘩しそうに
なってる間に入っちゃったりとものすごい明確な
理由があって、しかもあとはひかない感じの攻撃でした。
でも猫の本気攻撃はほんとに痛い...(泣)
先代猫のときに言った人間のための整形外科はとてつもないヤヴーで、
爪と指の間にミシン針みたいな針を刺される(全部の指!!)
というまさにそういう拷問あるよね、ってことをされて、
毒抜きだから必要と言われたけど、それやっても手やら
腕やらパンパンに腫れて、いやむしろその針でなったんじゃ???
とか、まあろくでもない経験をしました...
先代猫の攻撃の後には音楽教室の発表会があり、
そしてめんまの攻撃のあとには、大きな(ギャラリーを2つぶち抜きの
個展)展覧会があり、となんでか大きなイベントの前に
大怪我するねえちゃん。
いや、イベントなくてももうけっこうです、そういう体験。ウウウ。
めんまは、とにかく、子猫が嫌いで、猫も嫌いで、
テレビから子猫の声がしたとき、部屋の中の閉じた扉
(シンクの下とか棚とか)をここか!!みたいに
バンバン叩いて回ったということもやった逸話の持ち主です。
あとねえちゃんが、もも姫がいるおやの家に行ったあとは、
威嚇されつづけるもので、玄関で洋服を脱いで袋にいれて、
お風呂に走ったりという変な行動を結構長くとってたり、
とかもう、あーーーーーしんどかった...って...
思いが今思い出してもどどっと押し寄せます。うむ。
そんなこんなで、「新入り猫を迎え入れる」ことについて、
ボランティアなどで相談を受けたりしたとき、
今までずーっと長年大丈夫だった猫エキスパートが、
大丈夫大丈夫、なれるから、とか言ってる横でも、
うーん...猫によるんじゃ...猫嫌いもいるし...
攻撃性が高い猫もいるし...
(ちなみに先代猫のばあい、子猫がいたら、ねえちゃんに
転科攻撃をするのではなく、子猫自体に攻撃をしてました。
のらの子猫に攻撃をしたことが...)
でないおっぱいをあげる状態で、胸が吸われて腫れるまで
我慢してた知り合いのところの雄猫もいたりする一方、
めんまや先代猫ほどじゃなくても、子猫なら大人の猫は
許容する、本能的に、っていうのが言えない猫も
いるなあーと実体験でしみじみです。
なんか重たい話になりましたが、めんまと今も一緒にいられて、
しかも許してもらえて、ほんとよかったです。
攻撃は本当に辛いし怖かったけど、めんまが首を振りながら、
すごく攻撃や威嚇をしながらも、苦しそうだったので、
兎にも角にも許してほしいし、めんまが苦しむのを
止めたいし、でした。
許してもらうために、攻撃してくるときに、
もう絶対他の猫は連れてこないから!という、
なにやら浮気夫みたいな誓いを立て続けた甲斐があった、って
ことかもしれません、ははは。
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多分どの猫さんでもある感情なんでしょうけど、
めんまくんは人一倍、
いや猫一倍激しいということなのかな?
しかし大変な思いをされましたね・・・。
めんまちゃんの場合は出身の家に大きな問題があったから、他の猫の匂いに恐怖もあったのでしょうか。
昔いた雄猫は乳離れする前の子猫をひと噛みで息の根を止めてしまいました。 血も出ない。 余りに小さくてねずみと間違えたのかと思いましたけど、同類という認識はなかったのかもしれませんね。
何度読んでも壮絶ですww
問題行動を薬で抑えるって
無いですよねー!