【ML251 (Marketing Lab 251)】文化マーケティング・トレンド分析

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『人に強くなる極意』(佐藤優著、青春出版社、2013年10月第1刷)

2014年10月30日 | 書評
いやぁ~、先週、ある地方駅で乗り換えの僅かな時間、構内の書店で衝動買いしたんですが、現在の自分の考えていること・悩んでいることへの「解答」、いや、「解答」への方向性が見事に書かれてました。
地元の書店でも立ち読みしつつ、買わなかった本なんですが、タイミングというのもあるもんですね。
別にタイトルのように、「人にナメられんような強い自分になる」という表層的なことじゃないんですよ。
単にビビらせるのなら簡単ですからね。リスクを負う覚悟さえあれば。
でも、そんなことじゃなかったんです、私が考えたり悩んでいたことは。

ちなみに佐藤優氏について最も知りたかったことってのは、無実の冤罪=国策捜査とはいえ、鈴木宗男議員を裏切らないがために、1年以上もの間、拘置所生活を送り、外務省を去らざるを得なかったご経験で、どんな想いだったんだろうか? ということでした。
その「答え」も解説されていました。

人間としての「根っ子」とは?「根っ子」とは「軸」のこと。「軸」があれば虚と実のはざまでも飾らない自己・関係をつくることができる。
佐藤氏の「軸」とは、外務官僚としてのソ連・ロシアでの経験? いや違う。キリスト教という宗教と、神学という学問だそうです。
じゃ、私の軸は? それは今、ここでは言いません。

「侮り」とその対極にある「畏怖」。そして「執着」。
目標設定のために必要なことは「完成形」がイメージできること、つまり「出口」があるということ。
「出口」がないことを求めるのは「執着」。わかるな~(苦笑)。

自然界にあるものは、ある程度得られれば満足できるように本能的にプログラミングされている。しかし、人間と人間の関係の中で作られたお金にはそれがない。だからこそ、お金が必須とはいえ自分のビジョンの「完成形」が必要なんだなぁ・・と思いました。

ほかにも「仕事の遠近感」とか。
別に、他人に対して強くなりたい、とかそんな考えではなく、仕事でもプライベートでも「自分ってなんだろうか?」と悩んでいる人にお薦めの新書です。

人に強くなる極意 (青春新書インテリジェンス)
クリエーター情報なし
青春出版社


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