歌舞伎の襲名口上で、先頃は俳優ではなく、役者というようになって、ちょっと寂しい気がしてました。
俳優、ということばが、役者、より新しい感覚でとらえられることが多いですが、
古来、演技者の呼び名として、文献にもでてくる、って、そういうこと教えてくれたのは、
お能の会報誌でした。「橘香」平成18年11月号所収「俳優と招き扇」(村尚也氏随筆) . . . 本文を読む
中村信二郎改め中村錦之助襲名の舞台です。
勘三郎一家、仁左衛門、吉右衛門と親代わりの富十郎、といった面々が勢揃いして、
中身の濃い舞台でした。
親戚筋の中村屋、萬屋、播磨屋、成駒屋と居並ぶなかで、
上方の松嶋屋の3兄弟の共演がうれしい。これから芸域に広げていく方向性を示して楽しみです。 . . . 本文を読む
桜の開花宣言は靖国神社の桜の花びらが6輪開花すると出されるそうですが、今年は3-4輪から6輪までが時間がかかったようです。朝から冷たい雨が降り、今年は屋内かと思われたのですが、せっかくこの日まで満開の桜が待っていてくれたのですもの、この内苑の能舞台で、時折ひとひら、ふたひら降る桜のもと、美しい夕顔の精が観れて、こころゆたかになれました。それにしてもオーバー着て、マフラーしてカイロも入れても寒かった!! . . . 本文を読む