名もない医師…S…part2

2018-11-26 11:23:40 | 
本当の医師⁈になるには検査数や手術数などこなしていかなければならない数⁈が決まっているらしい…確か〜検査は70〜80、手術は30〜40くらいじゃなかったかな〜⁈

だから…私の細胞診も「せんせ〜い」って甘えて指導医が最終的にやっても…きっと…加点1になるんじゃないかと推測される…あくまでも私の推測ですけど…

S女医は私の前に静かに座った
ある程度の話しは看護士から聞いているからマスクから覗く目は厳しかった

看護士に話したことを又繰り返す私に…S女医は…
「でも私にも担当した患者さんはいます」と強い口調で訴えて来た…
反省や詫びる言葉もなく…

私もこんなことははじめてだから…気を使い話したつもりだったが…私はキレたッ?

「少しは我が身を知ったらどうですかッ!細胞診も出来ない人をどう信じろと言うのですかッ?
医師と患者の信頼関係はそこで築かれていくんじゃないんですかッ?

S先生と私の間にこの先生にお任せしようと思える、信頼関係を築ける何かが有りましたかッ?

私はこれから勉強されていく研修医へのボランティアのつもりで我慢もして来ましたけれど…

先生にガンを宣告された患者の気持ち分かりますかッ?
ガンですよッ!ガンッ!
細胞診も出来ないのにちゃんとガンを取りきれるんですか ッ?

もう少し謙虚になられるべきじゃないですかッ?

先生‼︎あなたが患者なら細胞診も出来ないようなあなたに手術が任されますかッ!

私には無理ですッ!

でももうすでにこちらに来て2ヶ月になります
乳がんは進行が遅いから大丈夫って言ったくせにリンパ転移だなんてッ…

S女医「転移が疑われるということで、転移したかどうかまだ決まっていません」ですって…

私は又キレました
私が見ても転移はわかりました

これ以上話をしても無駄だと感じたので…

「ここで一番優秀な医師と交代するか検査はがんセンターの資料を見て直ぐに手術をしてくれる病院を紹介して下さいッ!」

S女医「私では絶対に手術しないと言うことですね。他の先生なら手術はしますか」

「優秀な医師でこれから信頼関係を築いてくださるので有れば…医師を信頼するのに時間は短くても可能なんですよ。
疑問や不安を医師としてちゃんと説明してくれて
安心して手術に向かえたら…」

最後まで一度も詫びることは無かった
頼りなげな可愛い人…私は見る目がないようだ…

S女医と別れて…看護士が最後まで寄り添ってくれた

話したからと言っても何も解決した訳ではない

リンパ節転移という最悪な状況に変わりはない

S女医の言ったことを信じたくなった
転移したと決まった訳ではない

仮にも6年間も医学部で学んだんだから…
私の見間違いで有りますように…


そして数日後…S女医のミスと無知に又悩まされた私でした