「私の父方の家では二百回忌の時、死んだ身内もゆかりの人も皆蘇ってきて、法事に出る…」
まわりで笙野頼子が好き、という人は知らない。
一つの文がもの凄くうねってエンドレスだし、ご本人は文壇というところでは喧嘩受けて立つし、遠慮なく皮肉いうし、おっかないし。そのうえ本質を衝くし。
私が好きだと言ったら、だからあんたは好かれないんだ、と言われたことがある。
『二百回忌』は、時間と空間をワープする女の祭典。
赤い喪服というのが出てくる。とにかく赤尽くめにするんだそうだ。
二百回忌はお目出たいから。
これは面白いんだけどなー。
この三冠小説集には他に『タイムスリップコンビナート』『なにもしてない』も収録されている。
まわりで笙野頼子が好き、という人は知らない。
一つの文がもの凄くうねってエンドレスだし、ご本人は文壇というところでは喧嘩受けて立つし、遠慮なく皮肉いうし、おっかないし。そのうえ本質を衝くし。
私が好きだと言ったら、だからあんたは好かれないんだ、と言われたことがある。
『二百回忌』は、時間と空間をワープする女の祭典。
赤い喪服というのが出てくる。とにかく赤尽くめにするんだそうだ。
二百回忌はお目出たいから。
これは面白いんだけどなー。
この三冠小説集には他に『タイムスリップコンビナート』『なにもしてない』も収録されている。