自転車を漕いでもなかなか進まないもどかしい夢を見た。
一部を改装中の小さな図書館の分館。私は桐野夏生の本を探していた。
一冊もなくて、なぜか中世の魔女裁判の記録の本を借りる。
それもなんと児童書の中にあった本だ。
帰る道が分らない。
行きに道を訊いた靴屋さんのおばさんにまた訊くが、
さっきは親切に教えてくれたのに、なぜか恐い顔でますます迷うような事を言う。
あたりは薄暗くなってくる。
何とか知ってる道に出るように必死で自転車を漕ぐ。
海の中で漕いでいるようで、力を入れてもペダルがなかなか動かない。
家に電話しようかと思ったが携帯電話が通じなくなっている。
夢は忘れやすいのに、この写真を見たら急に思い出した。
投げて積まれて崩れそうなバランスの自転車。
一部を改装中の小さな図書館の分館。私は桐野夏生の本を探していた。
一冊もなくて、なぜか中世の魔女裁判の記録の本を借りる。
それもなんと児童書の中にあった本だ。
帰る道が分らない。
行きに道を訊いた靴屋さんのおばさんにまた訊くが、
さっきは親切に教えてくれたのに、なぜか恐い顔でますます迷うような事を言う。
あたりは薄暗くなってくる。
何とか知ってる道に出るように必死で自転車を漕ぐ。
海の中で漕いでいるようで、力を入れてもペダルがなかなか動かない。
家に電話しようかと思ったが携帯電話が通じなくなっている。
夢は忘れやすいのに、この写真を見たら急に思い出した。
投げて積まれて崩れそうなバランスの自転車。
『春夏秋冬そして春』
キム・ギドク監督の映画は難しい。あまりに極端な設定が多い。
なのになぜか心に残る。
湖に浮かんだ寺は人生の四季を見届ける。

『猟奇的な彼女』
パワフルで面白かった。笑いも怒りも悲しみも極端な韓国映画。

『旅芸人の記録』
ものすごく長い映画で、それを最後まで見るのはマラソンに似ている。
でも日本にいたら絶対分からないだろう、そんなギリシャの旅芸人の魂に触れてぞくぞくした。
何十年も相手役を替えて「おはよう、タソス、オレステス」というセリフを言い続ける女優。

『ギルバートグレイプ』
ジュリエット・ルイスが女優活動を離れたのは残念だ。すごく好きなのに。
レオナルド・ディカプリオが知恵の遅れた少年の役で印象的だった。
心やさしい映画だった。

『フライド・グリーン・トマト』
世代や境遇を超えた女性たちの友情、といってしまったら簡単すぎる。
原作のよさを生かした映画だった。
太っててかわいくてちょっとドンくさいキャシー・ベイツ、最高。

『テルマとルイーズ』
かっこよすぎの二人。ブラッド・ピットが若い若い。

『ジーザス・クライスト・スーパースター』
ミュージカルはやはり楽曲。印象的な歌がたくさんある。
私はユダがキリストに何故?と問いかけて歌う曲が好きだった。

『髪結いの亭主』
好きな人は好き、嫌いな人は大嫌いなパトリス・ルコント監督。
亭主が奥さんのやってる理髪店で、くねくね踊るのが必見。
他人がなんて言おうと、幸せならいいじゃないかということね。
奇妙な愛。

『アメリカの夜』
昼間に夜のシーンを撮るためのフィルム裏技を、
業界用語でアメリカの夜と言ったそうだ。もう死語なんだろうな。
一本の映画を作るのに、スタッフやキャストやごちゃごちゃ問題だらけで、
夜も眠れず苦悩する監督。トリュフォー監督の自身の姿なのかな。

『ピアノレッスン』
この映画は女性に圧倒的支持を得ているようだ。
私も素晴らしい映画だと思う。
思うが、どうしても見ていて恥ずかしい。いたたまれないくらい恥ずかしい。

『おくりびと』
余貴美子さんの演技が大好きです。

『お葬式』
伊丹十三監督にはもっともっと長生きしてたくさん撮ってもらいたかった。
あ、これも『おくりびと』の山崎努さんが出ているな。
脇役の人がみんな誰もかれもすごく味があっていいの。

『マルサの女』
マンガ的演出なんだけど、その中に結構深刻な人間の本質みたいなものが見える。
査察するほうとされるほう、有り得ないような立場どおしでも心が触れ合うことができる。

『砂の器』
言わずと知れた松本清張原作の長編。ほんと長い。
でも最後のあの加藤嘉さんの演技を見るためだけでもいい。
もう一度見る元気があるだろうか。

『時をかける少女』
小学校の時原作を読んだ。
でもそれにとらわれないで見て感動した。
原田知世さんの演技の幼さが逆に良い。
時間を自由に行き来できたら…。
桃栗三年柿八年、梨のばかめが十八年、という歌が忘れられない。

『復讐するは我にあり』
原作よりかっこいいのがちょっと気になるけど、
緒方拳さんの主人公は飄々としていていい。
人間味があって気がよくて、でも怖くて凄みがある。

『ブレードランナー』
リドリー・スコット監督の映画は湿っぽくて暗いシーンが多い。
雨がぴちょんぴちょん垂れていたり、ガードの下だったり。
それから妙にちょこちょことニッポンが出てきたり。
主演のハリソン・フォードとルトガー・ハウワーの最後の対決シーンは
悪いけどルトガー・ハウワーに喰われましたね。
「雨の中の涙のように消えていく」と自分の命をはかなんで息絶えるレプリカント。

『ラストエンペラー』
時々見たくなる。どこをとっても美しい映像。
皇帝溥儀が立ち退かされて宮廷を出て行くシーン、
巻き戻して何度でも見てしまう。

『キャリー』
これはホラー映画のくくりで扱われるけど、青春時代の痛みや悲しみを表現した映画なんです。
スティーブン・キングの初めて売れた作品が原作。
キング自身もこの映画を高く評価しています。
原作は原作、映画は映画。とにかく見なくちゃ。
ブライアン・デ・パルマ監督は私の大好きな人です。
彼の監督作品はだいたい見ています。

『羊たちの沈黙』
これも原作と映画両方いい。
主人公のクラリス・スターリングは私の憧れる女子だ。
そう、女性と言うより女子なんだ。

『ニキータ』
フランスのハードアクションって見たことがなかったので新鮮だった。
殺人現場掃除屋役のジャン・レノのその後『レオン』もよかった。
一時期「ニキータに聞いた」というダジャレが私の周辺で流行った。

『スラムドッグミリオネア』
最近見たなかで最も面白かった。
インド映画は踊りがなければね、と思ってたらやっぱり最後にあった。
人によってはあれは無しの方がいいというけど、私はカタルシスとして欲しい。
こんな私でも大金持ちになれますか。

ギンレイシネパスポートというのがあって、会員になると一年間見放題です。
上のポスターにはここでなくDVDで見たのも含まれています。

2009年1月のギンレイホール

関連記事:2009年11月20日「ギンレイホールのポスター展」
http://blog.goo.ne.jp/sirogoma99/e/f8555a05f6f9969917a992d051366ca8
関連記事:2009年11月21日「ギンレイホールのポスター展2」
http://blog.goo.ne.jp/sirogoma99/e/1006474e15af6c270751d9e0863c2471
関連記事:2009年12月21日「ギンレイホールのポスター展3」
http://blog.goo.ne.jp/sirogoma99/e/de1cac7ca2d07a781a687aaad9914ecc
キム・ギドク監督の映画は難しい。あまりに極端な設定が多い。
なのになぜか心に残る。
湖に浮かんだ寺は人生の四季を見届ける。

『猟奇的な彼女』
パワフルで面白かった。笑いも怒りも悲しみも極端な韓国映画。

『旅芸人の記録』
ものすごく長い映画で、それを最後まで見るのはマラソンに似ている。
でも日本にいたら絶対分からないだろう、そんなギリシャの旅芸人の魂に触れてぞくぞくした。
何十年も相手役を替えて「おはよう、タソス、オレステス」というセリフを言い続ける女優。

『ギルバートグレイプ』
ジュリエット・ルイスが女優活動を離れたのは残念だ。すごく好きなのに。
レオナルド・ディカプリオが知恵の遅れた少年の役で印象的だった。
心やさしい映画だった。

『フライド・グリーン・トマト』
世代や境遇を超えた女性たちの友情、といってしまったら簡単すぎる。
原作のよさを生かした映画だった。
太っててかわいくてちょっとドンくさいキャシー・ベイツ、最高。

『テルマとルイーズ』
かっこよすぎの二人。ブラッド・ピットが若い若い。

『ジーザス・クライスト・スーパースター』
ミュージカルはやはり楽曲。印象的な歌がたくさんある。
私はユダがキリストに何故?と問いかけて歌う曲が好きだった。

『髪結いの亭主』
好きな人は好き、嫌いな人は大嫌いなパトリス・ルコント監督。
亭主が奥さんのやってる理髪店で、くねくね踊るのが必見。
他人がなんて言おうと、幸せならいいじゃないかということね。
奇妙な愛。

『アメリカの夜』
昼間に夜のシーンを撮るためのフィルム裏技を、
業界用語でアメリカの夜と言ったそうだ。もう死語なんだろうな。
一本の映画を作るのに、スタッフやキャストやごちゃごちゃ問題だらけで、
夜も眠れず苦悩する監督。トリュフォー監督の自身の姿なのかな。

『ピアノレッスン』
この映画は女性に圧倒的支持を得ているようだ。
私も素晴らしい映画だと思う。
思うが、どうしても見ていて恥ずかしい。いたたまれないくらい恥ずかしい。

『おくりびと』
余貴美子さんの演技が大好きです。

『お葬式』
伊丹十三監督にはもっともっと長生きしてたくさん撮ってもらいたかった。
あ、これも『おくりびと』の山崎努さんが出ているな。
脇役の人がみんな誰もかれもすごく味があっていいの。

『マルサの女』
マンガ的演出なんだけど、その中に結構深刻な人間の本質みたいなものが見える。
査察するほうとされるほう、有り得ないような立場どおしでも心が触れ合うことができる。

『砂の器』
言わずと知れた松本清張原作の長編。ほんと長い。
でも最後のあの加藤嘉さんの演技を見るためだけでもいい。
もう一度見る元気があるだろうか。

『時をかける少女』
小学校の時原作を読んだ。
でもそれにとらわれないで見て感動した。
原田知世さんの演技の幼さが逆に良い。
時間を自由に行き来できたら…。
桃栗三年柿八年、梨のばかめが十八年、という歌が忘れられない。

『復讐するは我にあり』
原作よりかっこいいのがちょっと気になるけど、
緒方拳さんの主人公は飄々としていていい。
人間味があって気がよくて、でも怖くて凄みがある。

『ブレードランナー』
リドリー・スコット監督の映画は湿っぽくて暗いシーンが多い。
雨がぴちょんぴちょん垂れていたり、ガードの下だったり。
それから妙にちょこちょことニッポンが出てきたり。
主演のハリソン・フォードとルトガー・ハウワーの最後の対決シーンは
悪いけどルトガー・ハウワーに喰われましたね。
「雨の中の涙のように消えていく」と自分の命をはかなんで息絶えるレプリカント。

『ラストエンペラー』
時々見たくなる。どこをとっても美しい映像。
皇帝溥儀が立ち退かされて宮廷を出て行くシーン、
巻き戻して何度でも見てしまう。

『キャリー』
これはホラー映画のくくりで扱われるけど、青春時代の痛みや悲しみを表現した映画なんです。
スティーブン・キングの初めて売れた作品が原作。
キング自身もこの映画を高く評価しています。
原作は原作、映画は映画。とにかく見なくちゃ。
ブライアン・デ・パルマ監督は私の大好きな人です。
彼の監督作品はだいたい見ています。

『羊たちの沈黙』
これも原作と映画両方いい。
主人公のクラリス・スターリングは私の憧れる女子だ。
そう、女性と言うより女子なんだ。

『ニキータ』
フランスのハードアクションって見たことがなかったので新鮮だった。
殺人現場掃除屋役のジャン・レノのその後『レオン』もよかった。
一時期「ニキータに聞いた」というダジャレが私の周辺で流行った。

『スラムドッグミリオネア』
最近見たなかで最も面白かった。
インド映画は踊りがなければね、と思ってたらやっぱり最後にあった。
人によってはあれは無しの方がいいというけど、私はカタルシスとして欲しい。
こんな私でも大金持ちになれますか。

ギンレイシネパスポートというのがあって、会員になると一年間見放題です。
上のポスターにはここでなくDVDで見たのも含まれています。

2009年1月のギンレイホール

関連記事:2009年11月20日「ギンレイホールのポスター展」
http://blog.goo.ne.jp/sirogoma99/e/f8555a05f6f9969917a992d051366ca8
関連記事:2009年11月21日「ギンレイホールのポスター展2」
http://blog.goo.ne.jp/sirogoma99/e/1006474e15af6c270751d9e0863c2471
関連記事:2009年12月21日「ギンレイホールのポスター展3」
http://blog.goo.ne.jp/sirogoma99/e/de1cac7ca2d07a781a687aaad9914ecc