スティーブン・キングはどうしてこういうお話が書けるのだろう。
どちらも女性を主人公にしているが、出てくる男性にはろくなのがいない(笑)
『ドロレス・クレイボーン』は『黙秘』というタイトルで映画化されている。
まあ、映画は映画で別のこと。俳優さんは素晴らしい演技だ。
『ジェラルドのゲーム』は内観的すぎて映画化は難しそうだ。
しかもシチュエーションがちょっとグロい。
人里離れた小屋で、ベッドに鎖で縛られた主人公の、生き延びるための戦い。
どちらも日蝕が出てくる。
二つのお話は同じ時刻に近い場所で起こっていて、物語中に一瞬交差する。
状況は違っても、どちらも人生の崖っぷちに立った女性の魂の物語。