RICOH CX6で撮影
前作の『困ってるひと』は稀有な存在の本だった。ノンフィクションでありながら、なんと小説としても面白いのだ。しかも私小説ではない。「自分」と「自分自身」との距離が絶妙な語り口だった。第二作は対談やエッセイや様々なコラムなど、更紗視点が全開だ。そして私はそれらがとても好きだ。年齢から言えば私はこの人のお母さんくらいなわけだが、若い人の才能や観察力や力強さには敬服する。(同時にいとしく思う)
着物を着たひとが好きだ。楽しそうだともっと好きだ。