RICOH CX6で撮影
今日一日たくさんの事を考えた。
何かをしようということは一つも無く、何かを止めようとかあきらめようとかそんな事ばかり。
そうしたらなんだか、胸の中を音も立てずに風が吹きぬけていくような気持ちだ。
スースーでもなくゴーゴーでもなく、ただ空気が胸の前から後ろへ吹き抜けていく。
宇宙服も着ないでこのまま宇宙に放り出されたら、どんな気持ちだろう。
落ちるでもなく浮かぶでもなく、ただそこにいるなんて、どんな気持ちだろう。
地球の見える所まで漂いたいと思うだろうか。
宇宙にも風は吹くのかしら。
水は寒いと凍り、暑いと淀む。
自分はどっちなんだろう。
橋の欄干に肘をついて考えるのは大昔から誰かが考えていたこと。
ずっと先の時間になってもきっとヒマな誰かが考えるだろう。
大事な事でもないから。
お金と携帯。
水の中に放り込んだらポチャンと音がするだろう。
気持ちいい音かもしれない。
RICOH CX2で撮影
2010年9月22日の記事を再掲載
〔2015年6月6日追記〕
この時の気持ちはよく覚えている。
しかし緑色の考えはあれからたくさんの色を経て、今はもっと違った色合いである。