先行的腎移植をしたみっこ師匠のブログ

ドナーとして息子に腎臓を提供し2017年に生体腎移植をしたみっこ師匠の体験記と息子達との生活を綴っています。

5月29日手術当日

2024年09月23日 | 日記
「8時30分手術室入室予定なので
30分前には来て下さい」と
説明されていたので
朝の通勤ラッシュも考えて
朝6時30分に自宅を出発しました。

(今日が無事に終われば)という
思いがあり昨日に比べれば
気持ちは軽くなっていましたが
それでも食欲がなく朝も食べられませんでした。

途中カリメロの家の前を通るのですが
ちょうど通学時間帯で
(もしかしたら会えるかな~)と
思いながら外を見ていたら
ユウキが
「あの歩いている子達カリメロの子じゃない?」と言いました。

歩道で手を繋いで
ニコニコと歩いていた2人に
「ゆうちゃ〜ん!おうちゃ〜ん!」と
声をかけると2人は戻って来てくれて
「ししょーどうしたの?」
「今日看護師クンの手術なんだ」と
話ていると
家の中から「師匠〜!」と
カリメロも手を振りながら
出てきてくれました。

ちょうど赤信号での
思いがけない嬉しいやり取りで
私の気持ちも明るくなりました。

病室に入ると
手術着に着替えていた
看護師クンと
「おはよう。眠れた?」などと
言葉を交わし
ユウキと拳を合わせて
看護師クンは手術室に向かいました。

病室に戻る時間が
13時頃と聞いていたので
スタバに行き
私はコーヒーをユウキは朝食を
食べました。

「おかんも少し食べなよ」と
ユウキが半分にしてくれた
パンを食べながら
本を読み日記を書き
そして
手術が無事に終わりますようにと
祈りました。



本を一冊読み終えて
待ち時間車で
資格試験の勉強をしているユウキに
先に病室に戻っている事を伝え
私は病棟に行きました。

腎移植手術の時は
私も一緒に手術を受けていましたから
こんなソワソワしたり
しなかったのですが。

何をしていても
落ち着かないのです。

12時40分
手術が無事に終わり
看護師クンがストレッチャーで
部屋に戻ってきました。

移動が落ち着くまで
ラウンジで待ち
呼ばれてから病室に入り
「終わったよ。良く頑張ったね」と
声をかけると
看護師クンは
「うん」とうなづきました。

それからだんだん麻酔が醒めてくると
痛みも感じ出して
「痛い!」「痛い!」
「もうヤだ!」「もう無理」を
繰り返す看護師クンに
「痛いね痛いね」
「良く頑張ったね」と声をかけました。

今は術後直ぐに自室に戻り
各病棟の疼痛緩和チームが
術後のケアをしてくれます。

細かく観察してくれて
痛み止めを追加してくれました。

看護師クンが
酸素マスクを嫌がって外してしまい
頻回にアラームがなるので
鼻カテーテルに変更しようかと
相談していると
鼻からは嫌だった様でそれまで
外していたマスクを自分で口に
付けていました。

それを見て
担当の看護師さんと2人
クスッと笑ってしまいました。

教授も来てくださって
無事に手術が終わった事を
説明してくださいました。

ホッとしましたが
少しでも長く付いていたいと思い
面会時間ギリギリまで
看護師クンの隣にいました。

夜になって
夜勤の看護師さんにお願いをしてから
I医大をでました。

資格試験が近いユウキは
少しでも早く帰りたかっただろうに
何も言わずに待っていてくれました。

手術当日の夜は
痛みと麻酔による吐気等で
本当に辛いものですが
今日を越えれば1日1日と
良くなるばかりなので
ホッと一安心でした。

看護師クン
本当にお疲れ様でした✨


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