邪魔。物凄い邪魔。厠に行きたいんですけどね。
……退かないわよ。
いいから、疾く退くがいい…邪魔だ。
胡座をかいて本を読み更けていたら、いつの間にか稟は毛布に潜り込み、写真の様に人様の足を枕に爆睡していた。
高鼾が響き渡っていたが、ガチ無視を決め込み、読書をしていたのだが…
足は痺れ、厠に行きたくなり退く様に催促するもこの有様である。
何が愉しくて人の足を枕に爆睡するのか…
愈々、退かないと云うので、仕方なく足を動かし退けて厠へ…
また、妾の睡眠の邪魔されたらたまったもんじゃないわ…。
厠から戻り書物をしようかとテーブルを寄せ胡座をかいたらこの有様。
本当、毎度毎度、この犬は……
人で暖を取り暖まらなきゃ気が済まんのか…
冬本番を迎えたら更に面倒が起こること必須なのである…
あゝ、本当に何故、この犬はこうなんだろ…?
何処で躾を間違えたのだろうか…
自由気儘、勝手気儘な御局様なのである…。
足、痺れたんだけど……?
退いてくれやしないね……はぁあ…。
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