医療法人 スマイルアート 神谷歯科

こんにちは!歯を削るのが嫌いな歯医者さんです。一生使う歯を一緒に守っていきましょう。

トラブルメーカー?親知らず

2015-12-24 09:20:08 | 日記
おはようございます
週間の天気予報だと、今のところは天気は崩れないようですね。
大掃除や年末年始の準備など、忙しくなります。
お出かけの際は運転にもお気を付けください。
少しの焦りが事故につながりますからね

今日は親知らずのお話。
親知らずは14~15歳くらいから生え始める歯で
親の手を離れた年齢から生えてくるので「親知らず」と呼ばれます。
親知らずの生え方には個人差があり、上下4本生える人もいれば
全く生えてこない人、3本しかない人等様々です。
これは現代の軟らかい食生活によって、あごの骨が十分に発達しないため、
歯が綺麗に並ぶスペースが出来ないためと言われています。

もともとスペースのないところに無理に生えてくるため、傾いていたり埋まっていたり
半分だけ頭を出していることもあります。
そのため汚れがたまりやすく、炎症を起こしたり虫歯になりやすいです。
また、親知らずの前に位置する第二大臼歯を絶えず圧迫するため、その力の影響で
全体の歯並びが悪くなることがあります。歯並びの治療をする際にも、親知らずの生え方には
十分に注意が必要です。

上記のように、きちんと生え切っていない場合・まっすぐに生えずとなりの歯を圧迫している場合・
虫歯や歯周病(程度にもよります)になっている等の場合には、抜歯の可能性もあります。
完全に歯茎に埋まっていて見えない親知らずが悪さをしていたり
一度症状が治まっても、再発の可能性が高い場所のため、気になる症状がある場合には
早めにかかりつけの歯医者さんで見てもらいましょう。

いつ痛みが起こるかわからない親知らず。高校生になる頃には、レントゲン写真によって
大体の位置や生え方を予測することが出来ます。
自分の親知らずについて知っておけば、痛みがでても慌てずに「親知らずかも・・・」と歯医者さんに行けます。
保護者の方の手から少し離れてくるこの頃に、健診を受けておきましょうね