FRONT創刊号

皆さんがよく読む音楽誌って何でしょう？
僕がよく買っていたのが「フロント（今はブラスト）」「ブラック・ミュージック・レヴュー」「アドリブ」などですね。あと「ミュージック・マガジン」などもたまに見てました。学生時代にはＦＭ誌などもよく買ってましたが、コレについては、また機会を改めて取り上げたいと思います。

今回は「フロント」の記念すべき創刊号！
「クロスビート」の増刊号として出来たんですね。1994年の10月発売でした。
表紙は「ビースティ・ボーイズ」で、インタビューや彼らに係わる人や事柄を掲載。他には「時代を味方につけたカンフー軍団」として「ウータン・クラン」とカンフー記事を掲載。
後は「ハウス・オブ・ペイン」「NAS」、「アイス・キューブ」と「ブーツィー・コリンズ」は共に来日と言うことで一緒にインタビュー。
11年前ということもあり、みんな若い！！（当たり前ですが）
特別企画のインタビューは「ジョージ・クリントン」でなんと自宅訪問です。なんと一万坪の庭にビックリです。


HIP HOP特集として前出のアーティストインタビューの他、「ヒップ・ホップ用語の基礎知識」「年代別アルバム100選」などを掲載。用語はいつも思いますが、こうやって活字でまとめられると何故か恥ずかしい気がします。これで勉強して使ったら絶対不自然になりませんかね。



もう一つの特集として「現代Ｒ＆Ｂ奥の細道」
男性、女性それぞれのソロ、グループなどのセクションに分け、各セクションの代表的なアーティストのアルバムを取り上げて、収録曲と関連のあるアルバム数枚を取り上げる面白い内容。
たとえば男性ソロとして「アーロン・ホール」を取り上げる。
彼を中心にキーワードが「ニュー・ジャック・スウィング」「アーロン・ホールの唱法のルーツ」「トップ・メイル・ヴォーカリスト70～90年代」「90'Sメイル・ヴォーカリスト」の4つ。それぞれの項目に対して当てはまるアーティストのアルバムを紹介しています。


このような企画が月刊になってもよく掲載されていましたのでとても勉強になりました。アーティストインタビューと企画紙面のバランスが良かったから、最後まで一気に読めてたんですが、最近のアーティストインタビューが内容のほとんどを占めてしまうようになってからあまり買わなくなりましたね。
それからはすっかり疎くなっちゃいました。