軸 虫干しその3です
漢詩の軸を出しました。
はじめの 臥病 を見て
お茶室に掛ける物ではないと一度も出しませんでした。
20200318百年前の大流行
https://blog.goo.ne.jp/sofo_myousyukuann/e/8fa04953d3d2efbf1921f89c3617d9f2
で載せた
庚申(かのえさる) 1920年大正9年 の
七言絶句 患疝(カンセン)の詩 が
スペイン風邪の漢詩でしたので
これも関係するかと出してみました。
年が書いてない。
落款は
寄梅
□福
□錫
晝□
屋□
臥?
外題
第拾九号
寄梅翁□書
曽祖父の字です。
書画録
によると
第十九号
曽祖父の字は読めません。
曽祖父は明治44年9月に亡くなっていますから
スペイン風邪の前です。
コロナの治療に尽くしたと京都府からの感謝状がありましたから
明治のコロナの頃でしょうか?
ネット検索すると
寄梅 は 奥平壱岐の号 とありました。
文政7年―明治17年(1824-1884) 時代は合います。
砲術家、漢学者、儒学者 医学系ではないですね。
福沢諭吉に入門し築地の慶応義塾で学び 京都にいませんね。
ウィキペディアより引用
塾員・飯田平作の尽力により、
伝染病や衛生面を早い段階で論じた『傳染病豫防法心得書演解』や、
他にも国学・法律学・仏教学の造詣深く、
伝染病 関係で曽祖父と繋がるようです。
画賛が載っていました。
書体は似ていると思われます。
あぁ、書が読めるようになりたい。