かつて、下町の長屋では煮物などをたくさん作ると
鉢に入れてお隣へおすそ分けしていました。
頂いたら鉢はきれいに洗い、
マッチ1箱でも入れて返すものだよ と教えられた。
お返しというほどの品でなくちょっとした物を おうつり と言います。
ローカル言葉、ローカルルールでしょうか?
父は広島生まれ九州育ち、母は京都生まれ、うちは東京下町。
家でお赤飯を炊くと、重箱(1段だけど)に入れて、次兄三兄へ持たせました。
食品の本格的なお返しがきたように思います。お祝だからかもしれません。
母亡き後、父の為に次兄三兄のお嫁さんが
タッパーにおかずを入れて差入れしてくれました。
父は確か夏目漱石さんを入れて返していました。
これも おうつり。
お正月に頂いた豪華なお節
おうつり
懐紙にしました。
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愛媛では「おとみ」と言っていました。
どちらにしても奥床しい風習ですね。
おとみ 富でしょうか。良い言葉ですね。
若い方へ伝えていきたいと思います。