茶道のお稽古をしていると、
新しくお点前を習うとその道具が欲しくなります。
初めて唐物を教えて頂いた時、
丸い茶入が欲しくてなりませんでした。
今は名物茶入の写しが名物裂の仕覆つきで販売されていますが、
昭和40年代にはありませんでした。
デパートの茶道具売り場で丸い茶入に一目ぼれ
ボーナス半分つぎ込んで求めました。
高取十二代八山の茶入
仕覆は付いていません。
道具屋さんに頼み、仕立てもらいました。
裂地に格があるとも知らず、好きな間道を選んでしまいました。
名物裂が再現されたつつある頃でした。
仕覆は相良間道
緞子金襴のお仕覆を誂えましょうかねぇ。
ある研究会で
正客「お茶入は?」
亭主「伊達家伝来の岩城文琳でございます。」
先生「日本中で何百と岩城文琳がある。」
どこの研究会でも登場するのでしょうね。
F会でも「岩城文琳」が出てきます。
うちでも、003さん所有の「岩城文琳」が活躍しています。
この茶入は
井伊家伝来の唐物「森本文琳」という事にしています。
でも、本名は高取焼八山の茶入です。
春らしい きれいな裂地ですね
こちらは 松平家伝来 不昧さんが1500両も奮発した 油屋肩衝かな
そう言えば、関西出身の若奥様お二方は松平家伝来の、、と言っていました。
岩城貞隆→伊達家→松平睦奥守→坂本家→藤田美術館
でしょうか。