2019年11月10日(日)
マンションの防災訓練(水害訓練)のとき、
マンホール、排水溝から水が吹き溢れると心配する奥様がいました。
下水管は1時間当たり50ミリの降雨量まで流せるように設計されています。
50ミリを超えたときは溢れる心配をして下さい。
50ミリ以下なら大丈夫です。
下水管の中の水はどうして流れるのでしょう?
傾斜があるからです。
川が山から海へ流れるのと同じです。
急勾配にすればたくさん流せます。
急勾配にするとどんどん地中深く埋設になり、
設置工事が大変です。
太い管にすればたくさん流せます。
太い管にすると費用がかさみます。
その管が担当する地域の面積に降る雨を流せるように
最適な傾斜に最適な太さの管が設計されています。
その最大の雨量が50mm/1hなのです。
下水管を
山から海へ地表面の自然な勾配に沿って設置すれば
深く掘らずに工事ができます。
なるべく緩やかな勾配でも、
地面が平らな所ではだんだん深くなってしまいます。
そこで、マス(桝?)を作りいったん水を溜めます。
マスはいろいろな方向から来たいろいろな高さの管が集まる所です。
そこで集まった水をポンプで揚げて、
また地表面に近い浅い所から下水管を設置して流します。
今年の台風で、
ポンプの電源が落ちて揚げられなくなり、
マスより上流の所の下水が溢れた所がありました。
この場合は50mm以下の降水量でも溢れました。
停電にそなえて、非常電源が必要ですよね。
うちの辺りの下水管はすぐ海ですから
マスで留められて溢れることはありません。
50mm/1hと聞いたのは昭和58・9年頃です。
その頃、50mmは余裕を持った数字でした。
最近の気候では大丈夫?
昨年、台風ではなく局地的集中豪雨で、
短時間ですが1時間当たり計算したら49mmありました。
49と聞いて心の中でセーフ!
ところで、雨水と汚水
別に流している市・地方もありますが
東京は同じ下水管に一緒に流しています。
マスに溜めるのはそこで浄化する意味もあります。
オリンピック東京湾沿岸で水泳、
気になりませんか?
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マンションの防災訓練(水害訓練)のとき、
マンホール、排水溝から水が吹き溢れると心配する奥様がいました。
下水管は1時間当たり50ミリの降雨量まで流せるように設計されています。
50ミリを超えたときは溢れる心配をして下さい。
50ミリ以下なら大丈夫です。
下水管の中の水はどうして流れるのでしょう?
傾斜があるからです。
川が山から海へ流れるのと同じです。
急勾配にすればたくさん流せます。
急勾配にするとどんどん地中深く埋設になり、
設置工事が大変です。
太い管にすればたくさん流せます。
太い管にすると費用がかさみます。
その管が担当する地域の面積に降る雨を流せるように
最適な傾斜に最適な太さの管が設計されています。
その最大の雨量が50mm/1hなのです。
下水管を
山から海へ地表面の自然な勾配に沿って設置すれば
深く掘らずに工事ができます。
なるべく緩やかな勾配でも、
地面が平らな所ではだんだん深くなってしまいます。
そこで、マス(桝?)を作りいったん水を溜めます。
マスはいろいろな方向から来たいろいろな高さの管が集まる所です。
そこで集まった水をポンプで揚げて、
また地表面に近い浅い所から下水管を設置して流します。
今年の台風で、
ポンプの電源が落ちて揚げられなくなり、
マスより上流の所の下水が溢れた所がありました。
この場合は50mm以下の降水量でも溢れました。
停電にそなえて、非常電源が必要ですよね。
うちの辺りの下水管はすぐ海ですから
マスで留められて溢れることはありません。
50mm/1hと聞いたのは昭和58・9年頃です。
その頃、50mmは余裕を持った数字でした。
最近の気候では大丈夫?
昨年、台風ではなく局地的集中豪雨で、
短時間ですが1時間当たり計算したら49mmありました。
49と聞いて心の中でセーフ!
ところで、雨水と汚水
別に流している市・地方もありますが
東京は同じ下水管に一緒に流しています。
マスに溜めるのはそこで浄化する意味もあります。
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