20200716-18文月の稽古②の床

2020-07-19 12:41:34 | 稽古記録

2020年7月16日

五諧   高島進

仏画ではありませんが、毎年お盆に出しています。

 

□の右下から上左下右へ線を描きます。

鉛筆の芯が減り線の太さが変わります。

一周すると鉛筆を替え、

前の□の内側に右下から線を回描きます

線の太さが変わることで始点もずれていきます。

 

使う色鉛筆6本5組を決めるときは意思が働いています。

下の■ほど濃い鉛筆を選んでいますね。

組内6本のどの鉛筆を使うかはサイコロでランダムに決めます。

 

説明するだけでも疲れました。

これを描くのは禅の修行のように思います。

 

五という数字と仏教は結びつきがあるそうです。

五蘊(ごうん)  「色」「受」「想」「行」「識」(しき・じゅ・そう・ぎょう・しき)

 

色(しき)(=肉体)

受(じゅ)(=感覚)

想(そう)(=想像)

行(ぎょう)(=心の作用)

識(しき)(=意識)

 

五山 五仏 五智

鎌倉五山は 建長寺・円覚寺・寿福寺・浄智寺・浄妙寺 です。

 

という訳でお盆に出したくなります。

 

花は籠に

禊萩 女郎花 金糸梅 紅底白槿 赤紫槿

金糸梅が倒れていますね。  後で直して載せます。

 

香合 

堆朱から考案された鎌倉彫の倶利(ぐり)

 

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
お軸 (そうこう)
2020-07-20 08:27:20
珍しいお軸ですね。鉛筆画というのも驚きました。現代アートを表装したお軸。シンプルで、一瞬墨絵のようで、「5」という数も仏様に由来したものということでお盆に掲げられるのですね。良いものを見せていただきました。
返信する
高島進線描画 (sofo妙淑庵)
2020-07-20 11:02:40
そうこう先生 コメントありがとうございます。
実は軸装したのは最初の持主さんで、手放されたので頂きました。
私は別の作品を額装のままで求めました。いつかブログにアップします。
今年は新コロナで、高島進さんの個展も開催できるか心配です。
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