2020年7月16日
床
軸
五諧 高島進
仏画ではありませんが、毎年お盆に出しています。
□の右下から上左下右へ線を描きます。
鉛筆の芯が減り線の太さが変わります。
一周すると鉛筆を替え、
前の□の内側に右下から線を回描きます
線の太さが変わることで始点もずれていきます。
使う色鉛筆6本5組を決めるときは意思が働いています。
下の■ほど濃い鉛筆を選んでいますね。
組内6本のどの鉛筆を使うかはサイコロでランダムに決めます。
説明するだけでも疲れました。
これを描くのは禅の修行のように思います。
五という数字と仏教は結びつきがあるそうです。
五蘊(ごうん) 「色」「受」「想」「行」「識」(しき・じゅ・そう・ぎょう・しき)
色(しき)(=肉体)
受(じゅ)(=感覚)
想(そう)(=想像)
行(ぎょう)(=心の作用)
識(しき)(=意識)
五山 五仏 五智
鎌倉五山は 建長寺・円覚寺・寿福寺・浄智寺・浄妙寺 です。
という訳でお盆に出したくなります。
花は籠に
禊萩 女郎花 金糸梅 紅底白槿 赤紫槿
金糸梅が倒れていますね。 後で直して載せます。
香合
堆朱から考案された鎌倉彫の倶利(ぐり)
実は軸装したのは最初の持主さんで、手放されたので頂きました。
私は別の作品を額装のままで求めました。いつかブログにアップします。
今年は新コロナで、高島進さんの個展も開催できるか心配です。