床の香合は
飛騨高山の一位細工の平丸です。
茶箱月に使用するために
掛子(kakegoカケゴと濁って読みます。kakekoカケコは振込詐欺)
に収まる高さのひらべったい香合を探しました。
さすが飛騨の匠の技、蓋と身がぴったり合い、
衣の袖に入れて持ち歩いても蓋が開いて
お香がこぼれる事はありません。
(指先にうるおいも無くなったおばあさんは開けるのに苦労する)
厚みはちょうど良い。 ですが、
径が大きくて、茶筅筒の穴に掛かります。
茶筅筒に持ち上げられ、茶箱の蓋が浮く。
茶箱用に作られた香合は
きちんと収まります。
(茶筅筒の穴より小さいので落とさないようにね)
古帛紗 茶杓 香合 羽
帛紗をさばいてこの上に置きます。
ところで拝見が終りに持ち帰るときは
香合 茶杓 古帛紗 羽
順序が変わります。
香合は拝見に出してお客が返したままの位置
(お客さん、茶筅筒の邪魔にならないように置きましょうね)
茶杓は仕覆に入れて置き直す。
その上に古帛紗、羽、帛紗。
ラストIN ファーストOUT
の則がこれだけ崩れます。
拝見なしで持ち帰るときは
古帛紗 茶杓 香合 羽
始めと同じ順序です。
茶箱月拝見なしは、昔と今で変わったことがあります。
詳しくは こちら へ
昔と今は こちら へ
2019年12月31日で見えなくなります。 ファイナル
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