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ポストビンラデインの世界

2011-05-04 17:41:21 | 日記
米国政府は、米国の特殊部隊が先日、かのアルカイダの黒幕の
隠れ家を急襲し、銃撃戦の末本人・家族を射殺したと発表した。

これで株価は暴騰、金価格は暴落した。

そんなに単純なものかね。

アルカイダは以前から、彼に危害を加えたら米国に
核攻撃すると宣言している。

これは米本土が対象とは限らない。

在外公館や米軍基地、さらには同盟国(たとえば日本)も
同罪という拡大解釈がありうる。

事実、早速英国?の原発のビデオ撮影をしていた不審者が
拘束された。

さらに現在疑われているのは、パキスタンが同氏をかくまっていた
のではないかということ。

特殊部隊が所在地の政府に断りもなく、軍を投入して殺人事件を
引き起こしたのだから、本来パキスタン政府は厳重抗議を
すべきところ。

アメリカの言い分は、そんなことをしたら情報漏れで逃げられて
しまうという、まったく政府を信用していない有様。

どっちもどっちだ。

これで米国はまた敵を増やしたことだけは確実だろう。

どう考えても、これで事態が劇的に改善される
とは思えない。

我々は新たな混迷の世界に突入して、一寸先は闇のまま。

解決策はたぶんない。


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