関東大震災の記憶

9月1日が近い。関東大震災から87年が経ったのか。母親は3歳でこれに遭遇した。
その夜は近所の竹やぶに蚊帳をつって寝たという。余震が多かったから。
30年前には、また大地震にあうのは嫌だといって、長野の山奥に越してしまった。
もう1回東京に大地震がきたら、今度は安全だから東京に帰ってもいいとバカなことを言っている。
また別の浅草にいた親戚は、「上野の山まで逃げれば大丈夫」と教えてくれた。
昔は下町だけが壊滅したが、今度は住宅密集地が相当郊外まで広がっているだけに、
環状8号の内側くらいまで大被害が予想される。
前回は被服廠の悲劇が語られたが、今度は新宿御苑や明治神宮で同様の
惨劇が起こらないとも限らない。
上昇気流による酸欠！じゃあどこに逃げればいいのか。
まさか皇居というわけにも。
（2010.8.29記）
というわけで荻窪にいる娘には「善福寺公園」に逃げろと言ってある。
あそこでだめだったら23区内に安全な場所はないということだ。
想定外なんて聞きたくない。