北海道で行方不明になっていた小学校2年生が無事発見された。
これ自体はたいへん喜ばしいことだ。
ただ今回の事件は重要な教訓を我々に残した。
思い込みで捜査範囲を設定しないこと。
小さい子供だから、そんなに遠くには行かないだろうと考えて、15キロ四方を対象
範囲に設定したのは適切だったのだろうか。
彼が置き去りにされた場所から、林道をずんずん歩いて行ったらどこに出るかと
いう想像力が欠けていた。
私は4歳の時、東京の住宅地で一時行方不明になったことがあるが、
甲州街道をまっすぐ1キロ進んだところで知り合いに発見され、事なきを得た。
子供は不安に駆られると、戻るより前に進んでしまうという傾向がある。
山奥に分け入るより、目の前の道を直進する可能性を考えていないのは
やはり不備だったと言わざるを得ない。
でも最後に一言。
少年の名前がよかった。
彼の「大和」魂が彼を救ったのだ。
自衛隊は将来彼をスカウトすべきである。
これだけのサバイバル能力を見せつけられたのだから当然だろう。
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