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母の伝記 その5

2017-10-30 11:14:58 | 日記

息子である私が勝手なことをしているので、母の心配は絶えなかった(はずだ)。
しかし、長野県での生活は母の性に合ったらしい。
バスは一日数本走っていたし、買い物は4キロほど先の町まで自転車で通える程度の距離だから。

しかし地域の過疎化が進み、年寄りの暮らしはだんだん不便になる。
豊が平成8年に亡くなり、近所の親戚は撤退し、バスも減便、一人暮らしは限界となりつつあった。
当初はホームヘルパーとデイサービスでなんとかしのいでいたものの、ついにその日が来た。
雪の中を徘徊して保護され、特養のお世話になることに。

私と従姉が家の片づけに行ったら、まあ、でるはでるは。
何でもかんでも保存してあるので、分類がたいへん。
でも私が必要としているようなものはほぼ確保できた。
何もしなければ、ゴミと間違えられ捨てられる可能性も。

①年金証書等重要書類
②歴史的証拠となる古い手紙
③100年前からの古い写真
④戸籍等その他資料

そのおかげで、ここまでのことが書けたわけ。
今後は墓の心配だが、これは確保済みである。
もともとウチの墓は東京・青山墓地にあるのだが、豊はこれを極度に嫌い、頑固に利用を拒否した。
母も同様で、もしもの時には教会のお世話になることにすでに話がつけてあるとか。
幸い本人の足腰は達者で、室内を自由に歩き回っている。頭の中身の問題だけ。

今後はできるだけ長く、平和に過ごしてもらえればそれが一番だ。

 



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