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アパホテルの対応は?

2017-01-20 07:32:08 | 日記

アパホテルは、日本中に多数のビジネスホテルを展開する大手企業である。

同社の実質代表者は本を書いて、自分のホテルに置いた。

その中に「南京大虐殺」はなかったとの趣旨の文章が含まれていることを宿泊した外国人が発見し、ネットに公開したことが波紋を広げた。

中国では、観光客が同社のホテルをネットで予約しようとしても、代理店に拒否される事態となっているとか。

これを受けて同社はHPで「日本は言論自由の国なので撤去はできません」と宣言した。

日本国内では、ネトウヨ中心に、「ロクでもないホテルと思っていたが、撤去を拒否するとはすばらしい対応で見直した」等の称賛の声も。

ここまではさしたる問題ではない。

嫌なら他のホテルを予約すれば済む話だから。

ところが来月に迫った冬季アジア札幌大会のメインホテル(選手も関係者もみな泊り、該当期間には事務局も所在する)がアパホテルだから、話が厄介だ。

今さらよそに変えられない。

なにしろ南区川沿のあそこは、900室からあり、千数百人がいっぺんに泊まれる北日本最大級の施設だ。

スポーツ大会でもなければ、めったに満室にはならない。

というか、もともとの経緯は、札幌市が当時の北海道振興(株)に依頼して建ててもらった大会や行事に特化した大型団体客用のホテルなのである。

雪まつり期間以外は、冬期間閉鎖の時期もあった。

当時の「振興」の創業者は、特定の政治信条や宗教にこだわる人ではなかったから、今もあそこを保有していたら組織委員会の要請なら一も二もなく従うだろう。

彼にとってはビジネスが最優先だから。

しかし、アパに売却されて事情が変わった。

今の代表は、そんな30年も前の古手形など知るよしもない。

自分の信念に従って突っ走るだけだろう。

実際に中韓の当局が、この大会をボイコットする動きを見せたらどうするか。

こうなると解決策は二つしかない。

①該当期間は組織委員会が同ホテルを借り上げる。
借りてしまえば、室内の調度品の配置は自由だ。

②これが無理なら、札幌市が同ホテルの営業許可を取り消す。
もともとアジア大会は26年の冬季五輪に札幌が立候補するにあたり、運営実績を示すために自ら名乗り出たという話なので、ここでコケたらすべてが無意味になってしまう。
札幌市の戦略を邪魔する民間企業なら、札幌では営業してほしくない。
理屈はいくらでもつけられる。国有地の河川敷を分譲したのは札幌市のあっせんによるものだし、レストラン営業は保健所の許可がいる。
消防署だって許可を出す権限を持っている。
みな札幌市の管轄だ。
ホテルとは自治体の許可がなければ何一つできない存在なのだ。

アパはそこまでわかっていて、虚勢を張っているのだろうか。



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