会社犬

近頃、訪問先の会社社内に、犬がいることが多くなった。
ほとんどは中小企業のオフィスで、自宅兼用だったりするから、小型犬が玄関先に迎えに出ても、何の違和感もないのだが、
ある程度の規模の会社（オフィスビルのワンフロア）で、シェパード等の大型犬が走ってくると、ちょっとびっくりする。
絶対、ドアの外には出ないよう、訓練されているので、安心はしているが、大声で吠えられるのは気持のよいものではない。
逆に、中小型犬で、しっかりおぼえられ、「もっと遊んでいけ」と引き止められるケースではうれしくなる。
社長に聞けば、自宅においておくとさびしがるので、一日数時間はオフィスに連れてきているとのこと。
「ちゃんと給料を払ってあげてください」と頼んだら大笑いされてしまった。
でも、米国の大手企業では、社内を自由に歩き回っているマスコット犬がいて、しっかり給料をもらっているらしい。
といっても骨一本程度のものだろう。
何、いまさらそんなことをしなくても、当社には「会社のイヌ」がウヨウヨいるから必要ないって。
そのイヌは二本足で歩いていませんか。給料は骨一本で我慢してくれますか。
そうでないなら、次のリストラでは是非引いていただきましょう。ナニ、簡単ですよ。
「本当に会社を愛しているというなら、ここでキミが降りてくれるなら、当社は存続できるのだ」
とくどけばいいのです。すぐ殉死してくれるでしょう。本当のイヌならね。（2010.6.20記）