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土湯温泉に行きたい

2015-06-30 05:54:55 | 旅行

福島駅東口から定期バスで約45分。
猪苗代や五色沼方面に抜ける国道の峠の手前にある古い温泉場が土湯温泉である。
全国的な知名度はあまり高いとはいえないだろう。
でも地元では宴会等によく使われるらしい。
私も名前くらいは知っていたが、行ってみて寂れように驚いた。
あちこちに「破産」の張り紙が。
震災と原発のせいなので仕方ない。
朝10時過ぎに着いたので、まずは観光案内所に。
すぐ入れて、歩いていける日帰り入浴施設はというと一軒しかない。
それが「山水荘」だった。
他は休業中や、11時オープン、または遠距離なのである。
阿武隈川水系の一級河川・荒川の上流部の渓谷沿いにそびえる大ホテル。
入浴料は700円なのだが、休憩料込みの昼食セット2500円というのがあるので、
今日はそれに。
実に立派な施設である。
コンベンションホールや大宴会場を備え、庭園も規模雄大。
休前日の宿泊なら2万は下るまい。
が、いかにも古い。
大浴場は6階と1階。
当然もっとあるのだが、他は宿泊者専用で見られない。
露天があるのは上のほうだ。
そっちから攻めよう。
こちとら、元リゾートホテルの管理サイドの人間であるからして、
ついついアラ探しを。
なんで、丸見えのバルコニーに廃材を置くかね。
クモの巣くらい払ったら。
温泉はなかなかよろしい。
4種の源泉の混合された単純泉。
循環ではあるが、塩素臭はほとんどない。
圧巻なのはロケーション。
川の対岸は高い崖で、一見の価値がある。
これなら、少しサービスのグレードを上げれば、
入浴料1000円でもおかしくない。
温水プールまであるのだから。
初めから休憩室付きにして、メニューを置けば、売り上げアップにつながりそう。
ここは2時で切り上げ、こけしを見に行った。
ここは本場だから、コレクションが公開されている。
そのあと近場のカフェでかき氷を。
420円だがレベルが高い。
山峡深く入り込んだ立地と、いで湯の雰囲気が好ましく、
全体的にこの温泉地はお勧めできる。(2012.8.15記)



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