田川寿美に会いたい

私が彼女の名を初めて目にしたのは、確か22年前、某テレビ局の「ちびっこのど自慢」
に出場者として登場した時だった。
中学校2年生だったが、完全に大人の歌。すでに完成されていた。
歌い終わった瞬間、この子が優勝すると確信した。
実際、そのとおりになったわけだが、作曲家の先生方（市川昭介とか）が
「中学を卒業したらすぐ東京に出てくるんですよ」
と、やさしく激励していた光景が忘れられない。
17歳？の時、「女・ひとり旅」でデビュー。その年の新人賞は「大阪すずめ」の永井みゆきといい勝負。
紅白にも4回？出場し、人気・実力とも一定の地位を築いている。
ここらで大ヒットがほしいところだが、問題は彼女が他人の持ち歌を本人よりうまく歌ってしまうことか。
15年くらい前に、10代の美空ひばりのカバー曲ばかりのアルバムを発売したことがあるが、あれは絶品だった。
今手元にないが、もう一度聴きたい。「ひばりの花売り娘」とかね。
そんな彼女ももう36歳。ついに結婚の報道が。
仕事をやめるとは言ってないので心配はしていないが、これからはディナーショーとかもやったらいかがかと。
熱心な追っかけがきっと現れる。オリジナルより、カバー曲目当ての。
先日、通信カラオケの「女・ひとり旅」の映像が、函館本線「朝里駅」（小樽市）付近で
収録されているのに気付いた。今後ともよろしくといいたい。
引退はだめよ。（2011.11.27記）