先日のニュースで、政府は国立大学の文科系の学部の一部の講座について、
リストラ?の意向を示したという。
社会のニーズに対して、供給が多すぎるというのだろうか。
それとも文科系は民間の私大で十分という考えなのか。
理科系重視という「思想」は、即戦力の専門家がほしいという産業界の要請が
背景にあるのだろう。
では、文科系の価値とは何か。
それは総合的判断力ということではないのか。
古今東西のあらゆる思想、歴史、哲学を博捜し、咀嚼し、理解して初めて
政策や方針が立案できる。
これはまさに政治家や経営者に求められる資質ではないだろうか。
「文系」の総理だから、ここまでやってこれたんじゃないの?
その枠を自ら減らそうなんて。
それとも自分が私大だから、国立の文系を目のカタキにしているのか。
そういうことなら了解できるが。
いずれにせよ、文科系の定員を減らすことには賛成できかねる。
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