ポルトガルの空の下で

ポルトガルの町や生活を写真とともに綴ります。また、日本恋しさに、子ども恋しさに思い出もエッセイに綴っています。

大阪弁のしゃれ言葉

2018-10-11 15:41:12 | 
2018年10月11日

少々くたびれ気味な時は、ベッドに横たわりネコどもを足元にはべらして気の張らない本をひもとく。疲労感を吹き飛ばすには笑いもいいと言うのでこんな折によく目を通す、おせいさんこと田辺聖子さんの本です。

大阪に10年ほど住んでいたわたしにはこういう表現は何度読んでもプッと笑いを誘い、大阪弁のユーモアとしなやかさを感じます。以下。

「あの商談は夜明けの幽霊でんなあ」 →「夜明けの幽霊」は立ち消える。
「あいつはトコロテンの拍子木や」→ おとなしい人のこと
「お前はとんど、八月の槍やの」→ 八月の槍は「盆槍」→ボンヤリ
「饅頭の臼で、あいつはあきまへん」→ 饅頭屋の臼は餡をつく→アンツク(あほう)
「あいつは紀州のスイカや」→ 皮が厚い あつかましい
「あん人、うどん屋の釜やで。あてにせんとき」→ 湯ばかり 言うばかり。つまり口先だけ

ぼんやりだのアンツクだのと言うと角が立つが、「饅頭屋の臼やぞ」「八月の槍やぞ」だと、言われた当人も、あははと笑ってしまい、「すんまへん、桶屋の前だれで、忘れてました」と頭に手をやり、恐縮できる、とのことw 
「桶屋の前だれ」は、いつも桶の輪が擦れる→わすれるだそうですよ。

もう一つ。これは歌や格言類をもじったもの。

「ぼくは君といる時が一番しわよせ来るんだ」→「ぼくは君といる時が一番幸せなんだ」加山雄三もじり                「金類みなちょうだい」→「人類みな兄弟」
「歯がために金が要る」→「誰がために鐘は鳴る」
「目に入れても見たくない」→「目に入れても痛くない」
「コネにて一件落着~」→「これにて一件落着~」(遠山の金さん)


いかがでございましょ?
え?ちょっと古すぎて、spacesisさん、あんたもお盆の商店街でんなぁ」
                 (↑spacesis作→お盆の商店街→暇) 
ほっといてんか~。

お粗末さまでございました!


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